「ウェブ分析法」とは、アクセス解析ツールのデータを中心に、サイトの課題や強みを見つけるための手法です。本連載では、明日から使える、便利な技を毎週*1月曜日に紹介いたします。題名の通り5分で読める(また5分で実施できる)分析法が中心になります。初心者〜中級者向けの連載になります。
それでは始めます。
その6:ブログの記事を分析して更にアクセス数を稼ぐ(その1)
ブログを書いている人にとっては過去の記事は、割と早く忘れてしまいます。しかし、アクセスする人は必ずしも最新の記事を見るとは限りません。ブログを運営されている方は、ブログの記事を定期的に行いましょう。
URLに入っている日付が記事をアップした日にちが入っています。見ての通り最新の記事だけが読まれているわけではありません。例えば1位の記事は今年の1月のものですし、2位には7月、5位には4月、そして、10位〜20位には2008年や2009年の記事も入っています。
こういった過去の記事でも、アクセス数が一定量があるのがブログの特徴です。主に検索エンジンによってこの効果がもたらされています。特定のワードで上位に入り続けているケースが多いです。
過去の記事だからと忘れずに、定期的にアクセス数が多いのであればいくつか施策を打ちましょう。施策は大きく分けて3つです。
1)エントリーそのものを修正・改善する
昔の記事のほうが(経験が少ないため)稚拙だったり、情報不足だったりする事はよくあります。改めて今の知見で、エントリーを大幅に修正してみましょう。自分にとっての過去の記事は、読者にとっては過去の記事とは限りません。訪れた読者の第一印象を良くするため、過去の記事でもアクセス数が多いものは定期的に見直しましょう。また、過去の記事になると、サイトが存在していなくてリンクが壊れていたり、画像が切れていたりすることもあります。そのタイミングであわせて修正しましょう。
2)関連する記事へのリンクを貼る
プラグインやブログの機能として、そのようなものが存在しない場合は、手動で関連する最新の記事にリンクを貼りましょう。流入が多いページから、新しい記事への誘導が出来れば、アクセス数も増えますし、ユーザーにより一つでも多くの記事を見てもらえます。アクセス数が多い上位10記事くらいは、定期的にそこからのリンクを見直しましょう。
過去の記事
【5min.ウェブ分析法】 その1:入り口ページでは直帰率を、新規とリピーターに分けてチェックしましょう
【5min.ウェブ分析法】 その2:成果に貢献したページを簡単にチェックしよう
【5min.ウェブ分析法】 その3:「直帰以外のセッション」を使って改善幅を読む
【5min.ウェブ分析法】 その4:「閲覧開始ページ × 流入元」で入口ページを評価する
【5min.ウェブ分析法】 その5:「Yahoo! vs Google」で比較を行う
*1:時々、隔週で 汗