【ウェブアナリストの稼働時間・収入・業務内容】2021年のお仕事を振り返る

毎年恒例の年間振り返り記事です。年末の暇つぶし的に見ていただければ!昨年の記事は以下から

 

analytics.hatenadiary.com

 

 【目次】

長いので3段でまとめると

1)稼働時間1,696時間(前年比25%減)。売上は前年比1.08倍。コストは前年比1.3倍。純利益率は20%(前年比-11pt)。セミナー登壇や勉強会講師件数は昨年とほぼ一緒(2020年:145回、2021年:137回)。

 

2)仕事の内訳自体は大きく変わらず。コンサル関連で54%(前年比-4pt)・セミナーが31%(前年比+5pt)・その他(執筆・会社周りの雑務)が15%(前年比-1pt)。2021年後半からGA4の案件が増えました。

 

3)仕事量に波がある感じの1年でメンタル的に厳しいタイミングが2回発生(1月と11月)。そんな言葉は無いと思うけど今年は「仕事密度」のばらつきが多かった。半強制的に仕事を減らしにいった結果として、前年比25%減になったのかなと。反省点として活かし来年は上手くコントロールしたいです。

  

 

簡単に自己紹介

ウェブサイト分析や改善提案、コンサル、講師、執筆などを行う「ウェブアナリスト」として活動しています。リクルート・サイバーエージェント・アマゾンジャパン等の事業会社で10年以上働いた後、2015年にフリーに。2017年1月に「HAPPY ANALYTICS」として法人化。単著6冊、その他共著多数。詳しくは以下公式プロフィールサイトをご覧ください。

 Taku Ogawa(小川 卓)

  

2021年の主な取り組み

2021年1月

・昨年末から1月にかけての仕事量のメンタルをやられる。通院しつつ仕事時間を減らす方向に調整(4月くらいから減らすことができました)

・DMP(データマネジメントプラットフォーム)の設計とかをゴリゴリやっていました。資料作っては打ち合わせの日々。結果として今年で最も働いた月になりました。

  

2021年2月

・監修したCDP本が発売

www.amazon.co.jp

・7年間勤めたデジタルハリウッド大学院の客員教授を退任。毎年11月~2月の期でウェブサイト分析の講義を担当しておりました。少し繰り返しになってきてしまったことと、次の人に譲りたいという思いから退任いたしました。

・Twitterのフォロワー数1万人突破!ありがとうございます。

twitter.com

 

2021年3月

・中上級者のウェブアナリストを対象とした、自社主催の全10回講座「ウェブアナリスト育成講座」、6期生無事に終了。

happyanalytics.co.jp

・単月で最大のセミナー・勉強会講師登壇。なんと21回(汗)年度末という感じですね

・単月で過去最高の売上

 

2021年4月

・監修させていただいたGoogleデータポータル本が発売

www.amazon.co.jp

・複数案件の終了と開始(大体20~25社ほど見ております)

 

2021年5月

・提案型ウェブアナリスト育成講座7期スタート

・新たなコンサルメニューとして「クライアントへの改善提案書作成」を容易

全4回の内容になっており
第1回:改善提案レポートの作成方法
第2回:ヒアリングの実施
第3回:改善提案のプレゼンテーション
第4回:フィードバック

といった感じです。詳しくは別記事で書くかも。今年は3社に上記内容を取り組んでいただきました。

 

2021年6月

・Unyoo.jpにてインタビュー記事掲載。

unyoo.jp

・Hubspotさんで登壇

offers.hubspot.jp

 

 2021年7月

・HAPPY ANALYTICS第6期の始まり。前期の振り返りセミナー開催

~ゆるっと法人化して5年目~ HAPPY ANALYTICSの4年半と今後に向けて

 

・a2iにて登壇。毎年お世話になっております!

a2i.jp

 

2021年8月

・ミエルカチャンネルにてデスクトップ動画公開

www.youtube.com

・新規案件いくつかスタート

 

2021年9月

・監修したGA4本が発売

www.amazon.co.jp

・Web担当者Forumに記事掲載

webtan.impress.co.jp

・ランサーズにて登壇

hosting.lancers.jp

 

2021年10月

・ウェブアナリスト育成講座第8期開始 

・HAPPY ANALYTICSが、「デジタルマーケティング総合支援会社」への転換を表明。アクセス解析以外も見る機会が増えたので、こういった形のアナウンスを出させていただきました。

happyanalytics.co.jp

 

2021年11月

・メンタル壊す(今年2回目…)

・Web担当者Forumミーティング秋2021登壇。1300名超えの申込み、当日参加も900名。年間セミナーランキング満足度2位にランクイン。 

webtan.impress.co.jp

 

・EC-CUBE Day 2021登壇

www.ec-cube.net

 

2021年12月

・社外取締役を勤めているニフティライフスタイル株式会社がマザーズに上場。

niftylifestyle.co.jp

 ・まぐまぐで配信しているメルマガ、専門情報部門の第3位にランクイン!

専門情報 | まぐまぐ大賞2021 | メルマガの日本一はあなたが決める!

 

 

次に1年間の稼働時間や仕事の内訳を紹介いたしますね。

 

稼働時間

今年の稼働は1700時間。2016年からの数値は以下の通りです(移動時間除く)

2016年:約1,700時間(月平均142時間)

2017年:約2,100時間(月平均175時間)

2018年:約1,873時間(月平均156時間)

2019年:約1,740時間(月平均145時間)

2020年:約2,290時間(月平均190時間)

2021年:約1,700時間(月平均142時間)

 

メンタルを崩したというのもあり、強制的にも時間を減らせて良かったです。周りに頼れるスタッフや育成講座の卒業生が増えてきたのも大きいです。案件数自体は大きく変わっていません。年初からご一緒させていただていている企業の6割が継続しており、残りの4割が入れ替わりといった具合です。

  

仕事内容の割合で見ると以下の通り。割合はほぼ前年と変わらす。

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分類の定義は以下の通り

 

■役員コンサル

Chief Analytics Officerや社外取締役として働いている、UNCOVER TRUTH、AVANCELLMONT、FaberCompany、Sozo、日本ビジネスプレス、ニフティライフスタイル 6社の合計。


■コンサル

株式会社HAPPY ANALYTICSとして依頼を受けて私自身が行っている分析やコンサル案件(他の方にお願いしているものは私の稼働時間に含まず)

■セミナー

社内勉強会などの特定多数、講演など不特定多数向けの登壇


■執筆
書籍の執筆・監修や、外部媒体等での連載、メルマガなど

 

■会社(HAPPY ANALYTICS)
経理、社内ミーティング、MAツールの活用、スタッフとのやりとりなど自社整備に使っている時間

 

 

 年別の内訳と前年比(単位=時間)

  役員
コンサル
コンサル セミナー 執筆 HA 合計
2016年  948 251 319 188   1,706
2017年  631 552 396 429 104 2,112
2018年  386 799 538 84 66 1,873
2019年  261 598 416 125 340 1,740
2020年  360 965 598 183 181 2,287
2021年  214 699 528 155 100 1,696
前年比  60% 72% 88% 85% 55% 74%

どのカテゴリも減っていますね。昨年は働きすぎだったので良かった。

 

月別の稼働時間は以下の通り

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案件等の見直しを行いながら4月以降に工数を減らす取り組みを行いました。案件を少し減らしたり、効率化したり、スタッフ等にお願いしたり。そして8月~10月にまた増えてしまったので改めて11~12月で再調整。来年の稼働時間目標も今年と同じを目指します。

 

次にぞれぞれの項目についてもう少し詳しく見てみましょう。

 セミナー(145件【2020年】⇒ 137件【2021年】)

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前年とほぼ変わらずですね。年間営業日ってだいたい250日なので、平均すると2日に1回講演や勉強会をしている事になりますね(汗)こちらも来年に向けて若干減らす動きを初めております。自社開催を微増させ、外からのご依頼が減るかなと。100件想定。


講演テーマはGA4以外に関してはセミナーの内容は昨年とほぼ変わらずですね。GA分析や改善がメインで他に、Googleデータポータル、ソーシャルメディア、ウェブマーケティング全般という感じです。

 

また今年は複数回で実施する、少し重めの勉強会が多かったです。提案型ウェブアナリスト育成講座もそうですが、比較的中上級者向けの内容が増えました。課題提出などもあるので、私自身にとっても皆さんのアウトプットを見ながら勉強させていただいております。

 

役員コンサル(360時間【2019年】⇒ 214時間【2020年】)

結構減りましたね。内訳的にはUNCOVER TRUTHやJBPressが少し減ったのが要因ですね。逆にFaber Comapanyは取締役会への参加や社内外研修で前年比増加しております。来年も同じくらいの時間想定ですね。

 

コンサル(965時間【2020年】⇒ 699時間【2021年】)

月で見ると平均22時間減少。見ている社数は20~25社でほぼ変わっていないのですが、時間は減らすことができました。要因は主に2つ

1)外部への案件依頼を増やせました。ここは2020年より確実に増えました。分析やデータ集計、GA/GTM設定などをお願いできる案件数が増えました。とは言っても、完全に任せている案件はなく、基本私がレビューやフロントに立っています。

 

2)分析を伴わないコンサル件数の増加。月数時間相談に乗るパターンですね。こちらの割合が増えた分、事前準備に使う時間が少し減りました。

 

来年も私への依存度を少しずつ減らし、HAPPY ANALYTICSとしての認知を伸ばしていければと考えております。

 

執筆(183時間【2020年】⇒ 155時間【2020年】)

ちょっと減った感じですかね。引き続きメルマガ配信や、NEXMAGJBPressでの執筆は続けているため、案件の増減はほぼ無しです。来年は新サイトや書籍が控えているので、確実に増える予定です。

 

HAPPY ANALYTICS(181時間【2020年】⇒100時間【2021年】)

去年は色々システム導入や設定をしていましたが、今年はほぼ無かったので時間は大きく減少。良い意味で落ち着いた1年でした。

 

2021年の売上・コスト・利益

年間の売上推移は以下の通り。2014年(Amazon在籍時の給料+講演や執筆などの合計)を100として計算。2015年4月にフリーになり、2017年1月に会社設立となります。2021年は若干ではありますが、2020年を超えています。私自身の稼働が25%減っていることを考えると、売上効率という観点では良くなりましたね。時間あたりの売上単価が前年比1.4倍になりました。

 

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細かい月別の売上(=月別の入金額で算出)は下記のとおりです。こちらは2016年1月からの推移となります。2021年1月に過去最大の単月売上。

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コストは前年比1.3倍となっており、売上の増加率よりも高いです。以下は四半期別の売上・コスト・利益(2017年~)

 

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来年に向けての先行投資、退職金の積み増しや税金の増加、スタッフや分析外注の増加が主な要因です。結果として経常利益率は約20%と、今まで大体30%前後でしたので下がりました。

 

コストの内訳は以下の通り

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 小川給与:私が会社から毎月いただいているお金です

スタッフ・外注:秘書やスタッフへのお支払い及び、案件の外注費用

システム系:Salesforce / Pardot / AWS / さくらインターネット / AWS / Freee / Slack などのシステム利用料

保険・税金等:各種税金、及び退職金の積立など

その他:事務用品・消耗品・通信費・接待交際費・旅費交通費・会議費など

保険・税金等が全体の4割占めていますね。意図的に増やした部分なので想定通りではあります。システムは有料の新規導入なし、あまり利用していなかったサービスをいくつかSTOPしたので下がりました。

スタッフ・外注は微増に見えますが実金額だと前年比1.5倍。私の給料は引き続き、会社設立当時から据え置きです。増やしても良いかもなのですが、特に利用予定も無いので。

 

今年の振り返り

2021年は引き続きコロナ禍でのお仕事となりました。地方での講演は2件しかなく、全てのクライアントはオンラインでの打ち合わせとなっています。基本的には自宅で働くスタイルは自分に合っているのですが(自宅環境が一番働きやすい+移動時間の減少)勉強会や講演はやはりオフラインのほうが行いやすいですね。あとは地方に行く楽しみが無くなってしまったのも残念です。

 

また気をつけないと、ずっと仕事モードが続いてしまうのも難点ですね。普段から通知関連は全て切っているので、移動時間中は仕事モードがリセットできたのですが、それが行いにくくなりました。だいたいPCの前にいるので、Slackとかメールを無意識に確認してしまいますね。その結果、「すぐにやらなきゃ」というモードになってしまい、あまりリセットができておりません(汗)。

 

2020年は皆さんから見える新しいチャレンジは比較的少なめでした。育成講座を年2回⇒年3回に増やしたり、リード獲得施策は継続したり(年初5300件⇒年末8000件)、書籍の監修×3冊なども行ったりはしていたのですが、目新しいものは出せていませんね。この辺りは「来年に向けて」のところで少し触れます。

 

印象的だった出来事としてはやはりニフティライフスタイル株式会社のマザーズ上場ですね。社外取締役として2年半前にご一緒し、上場までの一通りを拝見させていただきました。私自身も、資料のレビューや東証初め各所のヒアリング対応などを行いました。ますます品行方正に生きていかないとですね(笑)

 

2020年に新たに取り組みを初めたメールマガジンは地道に継続中。配信者に向けての情報提供もそうですが、自分自身の情報キャッチアップや英語力に役立っているというのが何より大きいですね。配信日が月2回存在することにより、強制的に取り組めるのが良いです。こういった情報収集って習慣化しにくいので。

 

www.mag2.com

 

2020年末に公開したGA4の無料資料に関しても引き続きアップデートを重ねております。更新履歴はこんなかんじ。

2020/11/25  初版公開

2020/12/03  誤字修正・セッションの定義追記・その他画像修正など

2021/01/19  データ送信のタイミングと計測影響・AMPについてを追加

2021/02/02  GA4のデモアカウントに関して追加

2021/03/11  データの保持期間に関して情報追加

2021/04/01  GA4とGAのコンバージョンのカウント方法の違いについて情報追加

2021/04/23  参照元除外の方法を追加

2021/05/06  データインポート機能を追加

2021/05/27  オーディエンス機能を追加

2021/06/07  イベント計測事例としてスクロール率を追加

2021/06/18  デフォルトチャネルグループの定義・セグメントの仕様を追加

2021/07/02  新画面レイアウト対応・ライブラリ機能の情報追加

2021/07/15  セッションとエンゲージメントの定義変更

  探索機能を使って見たいデータを出すためのスプレッドシート案内

2021/07/18  GA4未実装機能の更新

2021/08/16  BigQueryのデモデータの案内追加

2021/09/01  「ユーザーエンゲージメント」の定義を追加・イベントやディメンション更新

2021/09/07  コンバージョンモデリングを追加

2021/11/09  カスタムパラメータの登録に関して修正

  アクセス管理権限の部分アップデート

2021/11/17  デフォルトチャネルグループの定義変更に伴い修正

2021/12/07  サーチコンソール連携追加

累計3,500人にダウンロードいただき、弊社のリード獲得施策の中核を担っていると同時に、多くの方に情報提供を出来ているのが嬉しいです。ダウンロードはこちらから。

 

https://go.happyanalytics.co.jp/ga4

 

 

来年に向けて

2022年はどのような年になるのか不透明な部分も多いですが、働き方はコロナ禍でもその後でも多分変わらない予感がしております。IT業界は「オンラインで結構いけるじゃん!元に戻れないわー」という流れになっている気がします。私も同様です。

 

ただ、繰り返しにはなりますがセミナー系はやはり登壇者側としてはやはりリアルのほうが良いですね。そこで2021年は開催出来なかった、「無料相談+ボードゲーム会」は来年早めに復活予定です。対策をしつつ皆さんと楽しめればなと!

 

そして、いよいよ来年はGoogle Analytics 4の利活用が始まる1年だと予測しております。私としても注力していきたい部分になり、2月末にGA4のポータルサイト、6月に書籍を出す予定です。GA4の利活用に貢献出来れば。

 

後は引き続き、スタッフや提案型ウェブアナリスト育成講座の卒業生にお願いする仕事量を増やしたいですね。ここ数年間で自分の働ける量の限界もわかっており、言い換えれば自分一人だと世の中に貢献出来る範囲も限られてしまいます。なので皆さんに協力していただきつつ、会社全体としてお引き受け出来る案件数は増やしていきたいなと。

 

HAPPY ANALYTICSとして一人でもウェブアナリストを増やし、関われるサイト数を増やしていくことがミッションです。

 

最後にウェブアナリティクス以外の案件も増やしていきたいですね。2020年も、SEOやソーシャル、CDP、マーケティングオートメーションなど様々な領域を見ましたが、自分自身の幅も広がるので楽しかったです。アクセス解析以外は個人としては「これを極めたい」というのは特に今のところはないのですが、様々な案件に触れることで成長が実感できるのが単純に嬉しいなと。

 

というわけで2021年もお疲れさまでした!来年もどうぞよろしくお願いいたします。

良いお年を!

 

過去の振り返り一覧

2020年

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2019年

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2018年analytics.hatenadiary.com

 

2017年analytics.hatenadiary.com

 

2016年

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「Google アナリティクス4」に関してよくあるQ&Aを40個まとめました!

データ分析に関する投稿Advent Calander 2021の企画に参加!貴重な機会をいただき感謝。最後の一枠をいただきました。

qiita.com

 

「Google アナリティクス 4」が導入されてから早1年。SEM Technologyさんの調査によると上場企業の日本での導入率は10%。私の周りや弊社の案件でもGA4周りがとても増えてきました。

 

datastudio.google.com

 

そんな中、GA4に関して様々な質問を受けてきました。今回はよくあるQ&Aを40個をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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Google AnalyticsやAdobe Analyticsの設定一覧をGoogle Spreadsheetで取得する方法

Google AnalyticsやAdobe Analyticsでどのような変数を取得しているのか、一括確認したいことはありませんか?

Google Analyticsであれば、イベントで取得している項目をダウンロードしたり、管理画面で霞むディメンションを1つずつ確認したりと面倒ですよね。Adobe AnalyticsもSDR(Solution Design Reference)があれば良いですが、無いことも多く、あっても更新されていなかったりします。

 

そこで今回紹介するのは無料で利用できるGoogle Spreadsheetのプラグイン「ObservePoint Labs」です。こちらを利用すると簡単にそれぞれのツールの設計書を作成する事が出来ます。また取得だけではなく、各ツールの編集権限があれば設定を変えることも可能です。

例えばGoogle Analyticsのカスタムディメンションのスコープを変えたり、Adobe AnalyticsのeVarの期間を変えたりなども自由です。

 

それでは早速、利用方法を見ていきましょう。

 

1.まずはプラグインをインストール

Google Spreadsheetの「アドオンを取得」を押し、「ObservePoint Labs」で検索をしてください。

 

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検索結果から表示される「ObservePoint Labs」をインストールします。直接こちらのリンクからもアクセス出来ます。

 

workspace.google.com

 

インストール出来たら、アドオンからObservePoint Labsを選択しましょう。

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2.初期設定

ObservePoint Labsを選択すると、以下の画面が出てきます。

 

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ObservePoint APIはそのまま変えずでOKです。Adobe APIに関してはAdobe Analyticsからデータを取得したい場合は入力します。Adobe APIは「管理者>すべての管理者」を選び、「会社設定」メニュー内にある「Web サービス」を選択します。

 

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そうするとアカウント一覧のリストが出てきますので、自分のメールアドレスや名前で検索します。

 

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右から2列目の「ウェブサービス ユーザ名」をSpreadsheetの設定の「User:Company」に記入し、右端の「共通暗号鍵」を「Key」に入力します。

 

入力終わると設計書作成を選択する画面が出てきます。

 

3.Google Analyticsの設計書を作る

それではまずはGoogle アナリティクスの設計書を作成してみましょう。作成出来る設計書はGoogle スプレッドシートにログインしているGoogle アカウントで権限があるビューになります。

 

まずは、「Digital SDR - Google」を選択します。

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次に「Genereate Template」を押してください。

スプレッドシートに各種シートが作成されるので完成まで待ちましょう(30秒程度)。

 

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次に「Google」内の「Select Account:Property:View」のプルダウンから設計書を取得したいGoogle Analyticsのビューを選択します。そして「Get Variables」を押してください。取得まで1分くらいかかります。

※なおGoogle Analytics 4には非対応です

 

無事に取得出来るとシートに設定が記載された状態になります。どういったシートが作成されたのか確認してみましょう。

 

■Custom Dimensionのシート

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カスタムディメンションの一覧。アクティブか否か、スコープ(商品・ヒット・セッション・ユーザー)、作成美、更新日、レポートへのリンク等が作成されます。

 

■GA Eventsのシート

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取得しているイベントの一覧。カテゴリを一覧で出してくれて、F列(Top 5 eA)に上位5つのイベントアクション名、G列(Top 5 eL)に上位5つのイベントラベル名、「Top eV」に最上位のイベントの値を表示してくれます。

 

残念ながらGAの「目標」の設定は取得出来ないようです。

 

4.Adobe Analyticsの設計書を作る

次にAdobe Analyticsの設計書を作成してみましょう。

 

まずは、「Digital SDR - Adobe」を選択します。

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まずは「Genreate Template」を押します。

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次にレポートスイートを「Select Report Suites」から選択して、Get Variablesを押します。

 

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主にイベント・eVar・Propのレポート作成されます(プロセスルールは管理者権限があれば作成可能です)。

 

propのレポート例

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イベントのレポート例

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5.最後に

今回は簡単に設計書が取得出来る方法を紹介いたしました。本プラグインには、他にも「スプレッドシートから直接設定をアップデートする」とか「正規表現作成機能」などもありますが、私自身もそれほど触れていないので、今回は本機能だけの紹介にしておきますね。

 

いずれにせよ本機能だけでも便利なので、興味ある方は使ってみてください!

 

 

workspace.google.com