アクセス解析ツールは非常に多くのデータが取得できて便利なのですが、ユーザーが「どこまでスクロールしたか」「ページのどこをクリックしたのか」「サイトのどこを見ていたか」といった事はわからないツールが大半です。アクセス解析のデータを補完及び補強するという点において、多種多様なヒートマップツールを取り上げてみました。アクセス解析のお供にいかがでしょうか?
ご利用上の注意
・2017年1月に全面改訂しました。
・画像が見づらい場合はクリックして拡大してください。
・アルファベット順です。
1.AppSee[有料][日本語][インストール型]
サイト情報
特徴
アプリのヒートマップ分析ツールです。アプリ内で画面ごとにどこをタップしたかを見ることが可能です。またヒートマップ以外にも、利用分析・導線分析・コホート分析、そしてクラッシュレポートなどにも対応しています。無料トライアルが用意されています。日本語対応はされておらず英語で利用する形になります。金額は95,000円/月~となっています。料金表はこちら。
スクリーンショット
ヒートマップ(画像は公式サイトより)
ファネル分析(画像は公式サイトより)
2.Brick[有料][日本語][タグ型]
サイト情報
特徴
様々な機能を備えた分析ツールです。ヒートマップはもちろん、ファネル分析・広告分析・アクセス解析も可能です。アクセス解析はGoogle アナリティクスのデータを使っており、ヒートマップもGoogle アナリティクスの「イベント機能」を使ってデータ取得をしている点に注意が必要です(イベントの上限等があるので)。Google アナリティクスのデータを使っているメリットとしてヒートマップのデータをGoogle アナリティクスで用意されている(あるいは作成した)セグメントを使ってフィルタリング出来るのは他ツールに無い特徴ですす。
分析機能以外にも、LP作成・プッシュ通知・自動レポート作成・訪問企業分析など多種多様な機能を備えています。機能ごとの課金となりヒートマップは1ビューあたり4,320円/月となります。料金表はこちら。
スクリーンショット
ヒートマップ(画像は公式サイトより)
3.ClickTale[有料][英語][タグ型]
サイト情報
特徴
世界中で利用されているヒートマップツールです。豊富な機能はもちろんのこと、プレイバック機能・ファネル分析・フォーム分析なども備わっています。また他ツールとの連携して更なるセグメント設定や分析が出来るのもポイントです。Adobe Analytics / Google Analytics / WebTrends / Optimizely / Kaizen Platform や各種タグマネジメントツールなどが一例です。大規模サイトでの実績も豊富です。日本語版が無いため、英語での利用となる点には注意が必要です。料金に関してはお問い合わせください。
過去のレビュー記事
analytics.hatenadiary.com
4.Mieruca[無料・有料][日本語][タグ型]
特徴
SEOツール「ミエルカ」を提供しているFaber Companyのヒートマップツールです。スクロール・クリック・アテンション(注目エリア)のヒートマップを見ることが可能で、フィルター機能も用意されています。
1URL/10,000PVであれば無料で利用することが出来ます。有料プランは9,800円/月(~50,000PVまで)となっています。料金表はこちら。動画マニュアル等も充実しています。
スクリーンショット
ヒートマップ(期間比較)
スクロールと閲覧の比較
5.MouseFlow[無料・有料][日本語][タグ型]
特徴
複数種類のヒートマップは当然ながら、ファネルやフォーム分析も用意されています。解析系の機能は備わっていませんが500PVまでであれば無料で利用でき、有料プランも3,337円/月(10,000PVまで&年間契約の場合は2,762円/月)と比較的安価です。料金表はこちら。
スクリーンショット
スクロールヒートマップ(画像は公式サイトより)
クリックヒートマップ(画像は公式サイトより)
6.Ptengine[無料・有料][日本語][タグ型]
サイト情報
特徴
ヒートマップ機能に加えアクセス解析の機能も備わったヒートマップツールです。複数のヒートマップを横並びで比較したり、セグメントをかけたりすることが出来ます。使いやすい直感的なUIも特徴の一つです。無料プランでは25,000PV/1ページまで利用することが出来ますが、インフルエンサー限定特別プラン(無料で200万PVまで分析可能)や全機能無料トライアルなども用意されています。有料プランは14,800円/月からとなります。料金表はこちら。
スクリーンショット
ヒートマップ画面
アクセス解析画面
7.SiTest[無料・有料][日本語][タグ型]
サイト情報
特徴
今回紹介するツールの中で最も幅広いサービス・機能が用意されています。ヒートマップは基本的なものが全て網羅されている上に、自動レポート作成機能・ABテスト実行&評価機能・ランディングページ最適化・フォーム分析・プレイバック機能・ファネル・アクセス解析などが用意されています。1つのツールで様々な分析を行いたい場合に便利なサービスです。無料では3,000PVまで分析可能です。有料版の金額はお問い合わせください。料金表はこちら。
スクリーンショット
ヒートマップ画面とメニュー
アクセス解析画面
8.UserDive[有料][日本語][タグ型]
特徴
PC/SPブラウザ/SPアプリでも利用できるヒートマップツール。ヒートマップでの豊富なセグメント実行を行えるのが特徴。またヒートマップ以外にもプレイバック機能・フォーム分析・ダッシュボードなどが用意されています。
過去に書いたレビュー記事は以下から。
9.User Heat[無料][日本語][タグ型]
特徴
月間30万PVまで無料で利用できるヒートマップツール。3種類のヒートマップをURLごとに確認することができます。無料版という事もありセグメント機能などはありませんが、ヒートマップツールをまずは無料で試してみたいという方にはオススメのツールです。
スクリーンショット
(旧バージョンです。新バージョンは現在準備中)
3種類のヒートマップ(画像は公式サイトより)
10.User Insight[有料][日本語][タグ型]
サイト情報
特徴
User Heatを提供している株式会社ユーザーローカルの有料ヒートマップ解析ツールです。スクロール・熟読・クリックなどの基本的なヒートマップ以外にも「途中クリック(ページ遷移しなかったクリック)」「エリア閲覧率」などのユニークなヒートマップが用意されています。ヒートマップ以外にも、年齢・性別推計、アクセス解析機能、組織分析、フォーム分析、広告分析、検索エンジン分析などの機能を備えています。料金に関してはお問い合わせください。
スクリーンショット
熟読エリア(画像は公式サイトより)
途中クリック(画像は公式サイトより)
閲覧エリア(画像は公式サイトより)
最後に、今回紹介したツールの一覧を以下に記載しておきます。
今回紹介したツール以外にご存じのツールがありましたら、ぜひぜひ教えてください!このレビューに追加いたします。
brick - 広告の効果やWebサイトの課題を可視化するWebツール
ヒートマップアクセス解析ツールのクリックテール(clicktale):マウスの録画、4つのヒートマップ、フォーム解析機能でユーザーの心まで可視化する。
【無料ヒートマップツール】ミエルカ - webページ解析でCV改善
Mouseflow(マウスフロー)【日本公式サポート】| ヒートマップ・EFO・セッションリプレイ機能搭載
AI搭載 ヒートマップ解析・ABテスト・EFO対策ツール | SiTest
ヒートマップでのユーザー解析やサイト、アプリ分析なら « USERDIVE