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アクセス解析だけでは分からない、サイト上でのユーザー動向を追うツール8+2種

ツール

アクセス解析ツールは非常に多くのデータが取得できて便利なのですが、ユーザーが「どこまでスクロールしたか」「ページのどこをクリックしたのか」「サイトのどこを見ていたか」といった事はわからないツールが大半です。アクセス解析のデータを補完及び補強するという点において、当ブログでも取り上げてみました。アクセス解析のお供にいかがでしょうか?

※2005/05/04追記:「userfly」というツールも追加いたしました。

ご利用上の注意
・2009/05/02時点の情報です。
・機能の豊富さ、コスト、インストールのしやすさ、インターフェースなどからざっくり5段階評価してみました(が、個人の主観なのでご了承を)。
・有料ツールでデモが無い物は試していないため、評価対象外としています。
・ログデータを元に、画面にレイヤーをかぶせる機能を持っているツール(SiteCatalyst,Visionalist,WebTrends等)は対象外としています。
・画像が見づらい場合はクリックして拡大してください。

1.ClickHeat[無料][日本語対応][インストール型]★★★

サイト情報

ClickHeat
デモページ (ID=demo PW=demo)

特徴

貴重な「無料」かつ「日本語対応」のツール。インストールが必要なので、タグ型と比べた若干導入ハードルが高め。「画面幅サイズごと」あるいは「ブラウザごと」の任意期間のクリック数と箇所を見ることができます。クリックに特化したシンプルかつ使いやすいツールです。

スクリーンショット

シンプルなレイアウトと機能。直感的です。*1



2.ClickDensity[有料(5,000クリックまで無料)][英語][タグ型]★★★★

サイト情報

ClickDensity
デモページ

特徴

高機能なツール。単純にクリックだけではなく、「クリックまでの秒数ごと」のクリックマップを見る事が可能。またABテスティングの機能も備えており、二種類のリンクやバナー、どちらがよりクリックされたか?といった事もみることが可能。5,000クリック保存まで無料。10,000クリックで$5/月〜500万クリックで$400/月。

スクリーンショット

定番の「どこがクリックされたか」画面


時間での絞り込みも可能。緑色のマークがリンクがクリックされたところ、赤色のマークがリンクがないけどクリックされたところ。


(右下参照)各リンクのクリック数、クリックにかかった時間までの分布もみることができます。


3.CrazyEgg[有料(デモあり)][英語][タグ型]★★★★

サイト情報

CrazyEgg
デモページ

特徴

上記のClickDensityと似たツールリファラーや検索ワードによってどこをクリックしたかが見られるなので、絞り込み条件が若干違う。ABテスティング機能は特になし。料金は10,000訪問数・10ページまでで$9/月〜250,000訪問数・100ページまでで$99/月。

スクリーンショット

定番のヒートマップ


各リンクがクリックされたアクセスの参照元Lをランキングで表示


それをヒートマップっぽく表示したもの。他にも検索ワード・ブラウザ・画面の大きさなどが選べます


4.リードスコープpro[有料(無料トライアルあり)][日本語][タグ型]

サイト情報

リードスコープpro

特徴

日本のツール。ページをどこまで閲覧したか(スクロールしたか?)というのを表示してくれるツール。見るページを上下に20分割し、それぞれの単位での読者数、閲覧回数、滞在時間、クリック回数を表示。「コンバージョンした訪問」だけを抽出したり、「参照元」ごとにデータを出すことが出来ます。ページのサムネイルもあわせて表示。「その時のページ」を表示してくれるのが秀逸。ページに手をいれた後の変化が直感的にわかります。料金は初期費用10万円+10万PV/月の場合31,500円/月 〜 100万PV/月の場合210,000円/月まで。ちょっとお高い?

スクリーンショット

4つの指標をまとめて表示可能


赤い折れ線部分が、コンバージョンした訪問の情報。全体情報との差がわかります。


参照元ごとの4つの指標


5.HEATCLICK(ヒートクリック)[有料(デモあり)][日本語][タグ型]★★★

特徴

日本のツール。クリックの取得に特化したシンプルのツール。ヒートマップや点マップ以外にも、リスト形式でどこがクリックされたかを表示してくれます。基本的には現在のページを表示するため、頻繁にリンクの位置が変わったり増減するページには向いていないかも。3,000クリック・3ページ計測で5,000円/月 〜 100,000クリック・ページ無制限で30,000円/月。長期割引あり。

スクリーンショット

ヒートマップ形式での表示


点マップ形式での表示



どこがクリックされたかをリスト化してくれます


6.Click Tale[有料(400PV/月まで無料)][英語][タグ型]★★★★

サイト情報

Click Tale

特徴

今回紹介するツール群のなかでもっとも高性能なツールかも。ヒートマップやスクロール率といった今まで紹介してきた主な機能に加え、「ユーザーのサイト内でのマウスやクリックの動きを動画形式で閲覧可能」「リンクの画像にマウスが移動してからクリックするまでの秒数表示といったリンク分析」「フォーム分析」などもついています。無料では一部機能しか使えません。有料版は20,000PV/月で$99/月 〜 240,000PV/月で$790/月。年間契約で最大40%引きになります。機能豊富なだけあって他のツールと比べてお高いです。

スクリーンショット&動画

ユーザーの動きを動画で表示する機能。(動画はこちら


ページのどこまでが読まれたかを視覚的に表示(動画はこちら


リンクの詳細分析。画像のマウスオーバー回数と平均時間、クリックまでの時間などの情報が見られます(動画はこちら


7.RobotReplay[無料][英語][タグ型]★★

サイト情報

RobotReplay

特徴

ユーザーの軌跡を動画で表示。最後に特定のページを閲覧した人といった形で条件抽出も可能。無料で使えるのが大きな利点。ただし現時点でのページを表示するため、過去のあるいはブログのような、しょっちゅう更新するデータを見るのはちょっと不便。

スクリーンショット&動画

クリックの軌跡を動画で表示可能(動画はこちら


8.ユーザーインサイト[有料][日本語][タグ型]

サイト情報

ユーザーインサイト

特徴

日本語のツール。こちらも非常に高機能。5種類のヒートマップをはじめとして、アクセスした人の性別・年齢・地域などを過去のデータから予測して表示。過去に詳細なレビュー記事を書いたので、そちらもあわわせてどうぞ。お値段は初期費用52,500円+月間PV数課金となっています。50万PV/月までは52,500円/月、50万〜400万PV/月までは105,000円/月。

スクリーンショット

閲覧エリア(ページ内のどこが良く見られているのかが分かります)    


閲覧範囲(縦スクロールして何割の人がどこまで閲覧したか分かります)
http://ui.userlocal.jp/public/images/portal/demo_line.jpg


クリックエリア(ユーザーがマウスクリックした場所が分かります)
http://ui.userlocal.jp/public/images/portal/demo_click.jpg



9.userfly[有料(10軌跡/月まで無料)][英語][タグ型]★★★

サイト情報

userfly
デモページ
 実際に自分の軌跡を見ることが出来ます。フォームを入力したり、マウスを動かした後に項目4にあるリンクをクリックして、次の画面で再生ボタンを押してください。

特徴

動画形式で、マウスや文字入力を見せてくれます。パスワード入力などは見られないように対応済み。手軽に導入出来るツールで、10軌跡までは無料(この数だとあくまでもお試しといった感じです)。デモもあるので、それを使ってみるのが一番感覚つかめるかも。有料版は100軌跡/月で$10/月 〜 10,000軌跡/月で$200/月

スクリーンショット&動画

マウスの軌跡や入力した文字などが動画形式で見られます動画はこちら


リスト画面


番外編1:Heatmap Plugin For WordPress[無料][英語版][プラグイン型]

特徴

WordPress」というオープンソースのブログ/CMS プラットフォーム用のヒートマッププラグインです。WordPressを使っている方は、無料で使えるのでぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

番外編2:Feng-GUI[無料]★★

サイト情報

Feng-GUI

特徴

今までのツールとは全く別の概念で動作。画像をアップロードすると、画像の情報から「どこが良く見られるだろうか?」かをヒートマップと、見る順番で表示してくれます。1MB以内のファイルをアップロードすると、自動で表示をしてくます。もちろんウェブサイトのスクリーンショットでもいけます。ただし、実際のクリックデータを使っているわけではないので、精度に関してはどうなんだろう?

スクリーンショット

自分のブログのトップ。まずは写真に目がいくようですね(汗)あまり意味がないので、プロフィールの位置を下にずらしておきました(笑)


アクセス解析にイニシアチブのトップ。やはりページ内の画像にまず目がいくようです。


まとめ

有料・無料、タグ型・それ以外とバランスよくツールが出そろいました。使ってみた感じですと、無料版よりは有料版の方がインタフェースや分析(分解)出来るデータの軸の方が多く、使い勝手が良さそうです。とりあえず無料で試してみるのであれば、インストール環境が問題なければClickHeatを、あるいは無料でもある程度使える有料ツールClickDensityをオススメしてみます。


これらツールの精度や本当の有効性に関してはまだ疑問が残る部分もありますが、「明らかにクリックして欲しいのにされていない箇所」であったり「クリックして欲しくないのにクリックされている場所」など、サイトの「問題」を見つけるには、便利なツールです。個人的には、「サイト分析統合ツール」というような形で、アクセス解析ツール+ユーザー動向分析ツールが同じインタフェースかつ並列見られると便利だなと思ったりしています。


最後に、今回紹介したツールの一覧を以下に記載しておきます。
今回紹介したツール以外にご存じのツールがありましたら、ぜひぜひ教えてください!このレビューに追加いたします。

1.ClickHeat

2.ClickDensity

3.CrazyEgg

4.リードスコープpro

5.HEATCLICK(ヒートクリック)

6.Click Tale

7.RobotReplay

8.ユーザーインサイト

9.userfly

番外編1.Heatmap Plugin For WordPress

番外編2.Feng-GUI

*1:ちょっと位置がずれているのは、私のモニターがワイドな解像度だからだと思われます