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去年の10月から全10回にわたって行われてきた「第四期 提案型ウェブアナリスト育成講座」がついに最終日を迎え、新たに小川イズムを継承した5人の卒業生が生まれました。
実はこの記事を書いている私、福田はその第四期の卒業生なのです!
私は前回の第9回に卒業課題レポートの発表が完了し、一応、既に卒業が約束されているいる身ではあります。
しかしだからといってもちろん消化試合ではなく、他の方のレポートやプレゼンから学ぶことは多く、また3時間という限られた時間の中で小川さんの一挙手一投足を見逃すまい、と必死に楽しんできました。
今回は提案型ウェブアナリスト育成講座のまさに受講生である私が感じた、そして見えた光景をレポートしていきます!
(絶賛受付中らしいです!)
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- Part1.卒業課題レポートのプレゼンテーション
- Part2.コンサルティングを進める上での事例やポイント
- Part3.修了式・写真撮影・各種お知らせ
Part1.卒業課題レポートのプレゼンテーション
卒業課題レポートは提案型ウェブアナリスト育成講座の集大成!
前回に続き、今回は後半ということで3名の方々の卒業課題レポートのプレゼンがありました。
卒業課題レポートは提案型ウェブウェブアナリスト育成講座の学びの集大成であり、かつ自分が大きく成長するチャンスです。
目標設定から仮説立案、分析、施策提案、レポート作りと今まで学んできたことを存分に活用することを意識してそれぞれが選んだサイトのレポートを作成します。
卒業課題レポートといっても、今回はなんと3名とも自社の運営するサイト、もしくは担当しているクライアントのサイトで分析を行っており、ある方はなんと
「実はあさって、このクライアントさんへのプレゼンがあるんですよ!」
と仰っていました。
これ素晴らしいですね。
日本のウェブ解析の第一人者である小川さんから、直にきめ細やかなフィードバックをもらって分析し、その結果得た施策を実際にクライアントに提案する、もしくは自社のサイトの改善案を社内に提案する、ことができるのです!(我々は初回に秘密保持契約を結んでおります。)
私はGoogle Analyticsを自由にいじれる適切なサイトが無かったため、小川さんの1つのアカウントを借りてレポートを作成しました。なので自社サイトやクライアントのサイトが無い方でも安心です。(むしろ初見のサイトでレポートを作る練習としては逆に良いかもです。)
小川さんのプレゼンテクニックも学んでいます
卒業課題レポートのプレゼンテーションの持ち時間は1人あたり20分、その後クライアント役からの質疑応答があります。他の受講生や小川さんはクライアントとして自社のサイトへのプレゼンを聞く感じですね。
実は提案型ウェブアナリスト育成講座では、小川さんがこれまで培ってきたプレゼンのポイントについての秘密も語られています。
教えてもらった10箇条を一部ご紹介すると、
・目標を最初に明確にする
・聞かれた質問は必ず復唱する
・分からないことはしったかぶりせずに、わからないと答える
これまで名前を聞くだけで恐れ多いような大手企業にも施策提案をされてきた小川さんのプレゼンテクニックを学べるのは非常に貴重です。私も恥ずかしながら、クライアントへのプレゼンの経験が一切なかったため、正直言ってめちゃくちゃ不安でした。
しかし、第7回でこのプレゼンテクニックを教えてもらえるので、経験がない人でも安心して卒業課題プレゼンに挑めます。私はそれらのテクニックを今回のプレゼンで使えたかと聞かれたら「ほぼ使えなかった」と答えますが、何事も経験です。今回の反省点を次回に活かしていきます。
実際のプレゼンテーションはエグイ質問も飛んできますよ
この卒業課題レポートのプレゼンは緊張から緩和へのジェットコースターですwww
それぞれ終わるとほぼ100%の確率で
「あー、解放されたーーーー\(^o^)/」
という心の声が漏れてきます。
レポート作りは、小川さんからフィードバックをもらいつつデータ抽出から資料作成まで普通に数10時間はかけており、「提案型ウェブアナリスト」の称号を手に入れるためにはみんなの前でのプレゼンを乗り越えないといけないのです。
ふむふむ
レポートのプレゼン後にはクライアントからのエグい質問も飛んできます。
「~~の部分について、PCとスマホで動線が全然違うと思ったんですけど、デバイスはPCとスマホのどちらが多いんですか?」
「目標でCVを100件増やすと仰っていましたが、その根拠は何ですか?」
「2つのサイトについて言及されていますが、実際に検索エンジンで検索するとそれぞれ何位ぐらいに出てくるのですか?」
「施策で新しくバナーを設置するとの事ですが、現在そこに設置されているバナーはどうするのですか?」
はい、勉強になりますね!
しかし、皆さんきちんと根拠を持った分析をされており、プロセスを踏んでレポート作りをしてきているため、どの質問についても適切に返答をされており、無事に乗り越えていました。
受講生の自分が言うのも難ですが、質問もその解答もとても的を得たレベルの高いものだったと思います。
ウェブ解析業界の巨匠からの「飴と鞭」なフィードバック
プレゼンが終わると、ウェブ解析業界の巨匠、小川氏からのフィードバックを授かります。
良かった点については褒めてもらえ、逆に間違っている部分、改善の余地がある部分は細かいところでも指摘してもらえます。(万が一良い点が無かったとしても、きっと小川氏はなんとか良い点を見つけて褒めてくれるでしょうw)
まさに飴と鞭なわけですが、自分が作ったレポート、プレゼンに対して小川さんからのきめ細かいフィードバックを得られるのは、日本でこの講座だけではないでしょうか?
いくつか「飴」と「鞭」を紹介しましょう。
飴
「ロジカルな説明や流れがとても上手だった。」
「隙が無い資料が出てきたな、という印象。」
「ユーザーエクスプローラーから定性的な気付きを得ているのは良かった。」
「話し方とか緩急の付け方が上手。」
鞭
「施策の難易度は高くなさそうだが、「鶏が先か、卵が先か」的な部分もあるのでそこは注意しないといけない。」
「表とグラフで不自然な改行があったりするので、説明に使わない不要な項目は削ったりして調整した方が良い。細かい担当者だと気になっちゃうかも。」
「表やグラフを説明するときに、どこの話かわかるように立って指をさしてあげた方が良い。」
「ちょっと取っ散らかっちゃっている部分もあるからもう少し整理した方が良い。今日でコースは終わりですが、このあともフィードバックはするので改善してみましょう!」
「話すスピードが速くなりがち。」
「細かい部分とかは拡大鏡を使って見せてあげた方が親切。」
あれ、鞭がやたら多いじゃねぇか!!
鞭が多いのは小川さんの愛情ですね!
でも冗談を抜きに、極めた人からできていない部分を指摘してもらえる機会は非常に貴重ですね。皆さん今後に活かしていくことでしょう!
無事に発表した全員が卒業ということで卒業課題プレゼンパートを終えました。
Part2.コンサルティングを進める上での事例やポイント
次に小川さんから最後の講義がありました。
今回は今後卒業生たちが、それぞれのフィールドでコンサルティングを行っていくための、総まとめ的な内容だったと言えるでしょう。
以下のような内容です
・施策をどのように評価するべきか?
・施策実行に関する5つの真理
・HAPPY ANALYTICSの理念や展望
簡単につまみ食いしてみましょう。
施策をどのように評価するべきか?
ここでは最初に、提案した施策が実施されたときに「直接指標」「成果指標」という2つの軸で当該施策の評価を行っていきましょう、といった内容が語られました。
ここを間違えて片側の指標だけを見ると、誤った判断をする可能性もあり、今後的確な方針を立てられなくなってしまいます。
また、僕が事前にPDFを見ていて、特に聞きたかった「施策の実施と評価に関するFAQ」はやはり激アツな内容でした。
これは小川さんがセミナーなどでよくある質問をまとめているそうです。
・テスト期間はどれくらいで考えるべき?
・テスト件数はどれくらいで考えるべき?
・信頼区間はどれくらいで見るべき?
・同じページで何回までテストをするべき?
・施策は複数を同時に行うべき?
こういった質問に対して小川さんの実際の経験から導き出された明確な答えが語られました。
施策実行に関する5つの真理
ここでは施策を実施していく中で、抜け落ちてはいけない大切な5つの真理についてのお話です。
例えば
「「成功」であるにせよ、「失敗」であるにせよ明らかな違いがある場合、それは明確にわかるはず」
施策を実施していると、指標を見て「誤差の範囲内なのではないかな」と心の中では思いつつも、自分が提案した施策だから「成功している、はずだ!」と言い聞かせたくなるような時も出てくるでしょう。そんな中、明確に「成功」もしくは「失敗」がわかるのは全体の2割くらいであり、しかもそれらはそこまでデータを蓄積せずとも、数日でわかるはず、といった内容です。
このような施策実施に関する一般的な真理を知っておくことで、多少心に余裕を持って施策に取り組んでいけそうです。
入口を増やすための活動
どのように仕事を取ってくるのか、という点ですね。
小川さんレベルなので、もちろん以前の繋がりからの依頼も多いそうですが、一方で「社外発信」を大切にされているそうです。
コンサルのための分析・改善活動→執筆・セミナーなどの社外発信→社外発信を受けた方からの依頼→コンサルからの分析・改善活動
という素晴らしいループが確立されています。
HAPPY ANALYTICSでは料金を明示している
小川さんのHAPPY ANALYTICSではすべての料金を明示しており、クライアントの規模によって金額を変えるようなことはしていません。
その結果基本的にはコンペのようなパターンや、成果報酬については受けていないそうです。自営で仕事をしている方や、今後考えている方には非常に有用な内容かと思います。
この内容については小川さんが記事を書かれているので、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓
HAPPY ANALYTICSについて
「そこまで見せていいんですか!?」
ってレベルでHAPPY ANALYTICSの裏側も見せていただきました。
小川さんが実際にどのように、そしてどのようなマインドで仕事をしているのか、どのように管理をしているのか、といった点が紹介されます。
たとえば社内のシステム構成。
1枚のスライドに、売り上げ管理、ファイル管理、SNS、経理管理、オフライン講座管理などに用いているツールの相関図がまとめられています。
そこに記載されているツール数をパッと数えると、約25個。。。
「効率化もあるけど、こういうのが好きだからね。」
と笑顔で話す小川さん。
正直すごすぎて引きました。
自分の知らない世界を覗けたようで楽しかったです。
Part3.修了式・写真撮影・各種お知らせ
1人ずつ嬉しすぎる卒業証書を頂きます。
小川さんと記念撮影
このコースが終わる寂しさで目に涙を浮かべている受講生の方もいらっしゃいました。いやマジで!
それが終わったら、みんなでザギンの中華料理屋さんにてお疲れ会(コースの受講料に込みですw)。
プライベートや、今後のことなどについてもざっくばらんにお話ししました。
(小川さんはあまり飲み会等に参加されないらしいので、これもこれでレアな機会です。)
以上、第四期提案型ウェブアナリスト 福田が現場からお送りいたしました。
小川さん、秘書の工藤さん、同期の皆さん、本当に貴重で楽しい時間をありがとうございました!!