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株式会社HAPPY ANALYTICS 公式サイトよりお読みください。
こんにちは。
リスティング広告運用のフリーランス「アミジャット」として活動している、提案型ウェブアナリスト3期生の田島佑哉です。
最近は、本業以外にも「プロレス観戦」や「バイオハザード」で時間を取られてしまい、アクセス解析の勉強がおろそかになっていました。
そこで今回、株式会社セミナーインフォ主催の「【1日で学ぶ実践webマーケティング実務】Googleアナリティクス徹底活用ワークショップ」に参加し、アクセス解析について基礎から改めて勉強してきました。
講座の講師は“ウェブ解析界の不沈艦”こと、小川卓さんです。
今回のセミナーは、
- アクセス解析初心者向けの用語説明
- Googleアナリティクスを活用した分析や改善のワークショップ
- YouTubeの活用事例やSEOの考え方
など、9時半から17時までガッツリと学べる内容でした。
報道ステーションなら「熱盛!」スタンプが表示されるぐらいのボリュームですので、レポートもポイントを絞って紹介していきます。
Googleアナリティクス徹底活用ワークショップの内容
6時間以上のセミナーということで、項目も盛りだくさんでした。
- アクセス解析を行う目的とは
- アクセス解析の用語を学ぶ
- Googleアナリティクスの使い方を学ぶ
- 分析&改善
- YouTubeの活用と改善
- 検索エンジンからの流入を増やすための考え方
配布いただいた資料はなんと198ページ。厚さは丁度1センチでした。(アミジャット調べ)
アクセス解析は何のために行うのか?
「DataSign」が調査したレポートによると、上場企業のGoogleアナリティクスの導入率は83%を超えているとのことです。
◆第1位は『Googleアナリティクスの83%超え』上場企業が利用しているWebサービスランキングTOP100(2017年8月度)
Googleアナリティクスは無料で使えるアクセス解析ツールですので、上場企業に限らず導入されている企業は多いと思います。
ただ、Googleアナリティクスの“利用率”で考えると、『導入しているだけでログインはしていない』という企業も多いのではないでしょうか。
私もお客様でも、最初の打合せでGoogleアナリティクスの状況を確認すると、『制作会社が設定したので、ログイン方法は分からない』と言われることもしばしば。
また、ログインしてみても、「ビュー」が1つしかなく、目標やフィルターも設定されていないケースも多いです。
私は
「Googleアナリティクスを使わない理由=使ったところで、自分の業務のどこに役立つのか分からない」
ではないかなと感じています。
アクセス解析の必要性が分かれば、Googleアナリティクスも自然と活用するようになるのかな、と。
アクセス解析で実現できることは、
分析データを元に、ビジネスの“目標”を「確実に」「効率よく」達成に導く
です。
“目標”が分からなければ、いくらGoogleアナリティクスを見ていても“目的”が無いので、『なんか数字が増えてるね(減ってるね)』の情報しか得られません。
そこで必要となるのが、以下の「目標」の把握です。
- 会社のビジネスの「目標」
- 担当者としての「目標」
会社のビジネスの目標
まず、自分が勤めている会社の「経営理念」(何のために存在する会社か)は、把握しておきたいですね。
その上で「ウェブサイト上での目標」を把握することが重要です。
この目標も「訪問者数を増やす」や「売り上げを増やす」ではなく、「何を、いつまでに、どれぐらいに」と、より具体的に立てることがポイントです。
担当者としての目標
アクセス解析は「コンテンツ」「集客施策」「デザイン」など、ウェブマーケティング活動の施策を評価するための“インフラ”です。
『私はデザイナーだから、アクセス解析は必要ない』
『ウェブマーケティングは代理店に丸投げしているから、代理店からのレポートだけを見ていればいい』
ではなく、マーケティング活動に関わる全ての人にとって、アクセス解析を使って確認できる基本的なことは理解しておく必要があります。
Googleアナリティクスの操作方法は「デモアカウント」で覚えよう
私がGoogleアナリティクスを覚えようと勉強を始めたのが2010年頃でした。
当時はウェブサイトに関わる仕事はしておらず、もちろんウェブに関する知識も無かった『どうやってGoogleアナリティクスを実際に操作できる環境を作ろうか?』と苦労しました。
↓
「アメブロ」にGoogleアナリティクスを導入できると知って、「アメブロ」のGoogleアナリティクスの数値を見ながら勉強していました。
(アメブロが計測するアクセス数と、Googleアナリティクスでのセッション数の差に驚きましたw)
実は、こんな面倒なことをしなくても、Googleアナリティクスは「デモアカウント」を用意してくれていて、これを活用すればサイトを保有していない人でも、Googleアナリティクスの操作方法を覚えることが可能です。
◆アナリティクスヘルプ:デモアカウント
(2012年の私に教えてあげたい)
Googleアナリティクスの「デモアカウント」を活用すれば、操作方法を覚えることができます。ただ、大切なのはGoogleアナリティクスの「操作」を覚えることではなく、Googleアナリティクスの「見方」を知ることです。
データはただ眺めていても意味がない
繰り返しになりますが、Googleアナリティクスでは「目標」を設定していなければ分析できません。
また、特定の期間の「セッション数」「直帰率」「コンバージョン率」などのデータをただ眺めていても、気づきはありません。
気づきを発見するためには
- トレンド
- ベンチマーク
- セグメント
の3つの観点でデータを見ることがポイントです。
「分析」からの気づきを「改善施策」につなげる
「分析」は「改善施策」の下準備です。
どんなにGoogleアナリティクスを眺めて分析しても、「改善施策」を行わなければ成果は変わりません。
「分析」から「改善施策」の考え方は
- 良い点を発見する⇒どう増やすか
- 悪い点を発見する⇒どう減らすか
- 特徴を発見する⇒どう活用するか
です。
改善施策の考え方と継続方法については、以前に寄稿させていただいた「宣伝会議のアクセス解析講座「改善案の考え方と継続改善」に参加しました」をご参考ください。
YouTubeの活用は、上手くいかないケースが多い?成功している人が守る 3つのポイントとは?
ウェブマーケティングにおいて、YouTubeの活用も有効な施策です。
ウェブサイトは「文字+画像」での訴求がメインになりますが、YouTube動画では「映像+音」で訴求することが可能です。
ただ、現実としては『うちもYouTubeチャンネルを作ろう!』とチャレンジしても、「そもそもアップする動画が無い」や「動画をアップするモチベーションが保てない」といった理由で、うまくいかないケースも多いです。
YouTubeに限らず、何かを新しく始めるときはこの3つを意識しましょう。
最初から良いコンテンツを作ろうとして、時間や労力をかけすぎると、1発の打ち上げ花火で終わることが多いですよね。
私がYouTubeでチャンネル登録している「ダルビッシュ有」「ホリエモン」「DaiGo」の3人の動画は、スマホで撮影した動画を字幕も付けずにそのままアップしています。
まずは「動画のアップ数」を目標にして、徐々に「動画の見やすさ(字幕編集やサムネイル作成)」を向上して、再生数を伸ばしていくこと目標に変えると良いかもしれません。
講座内では様々なYouTube活用事例も紹介されていました。
検索エンジンからの流入を増やすためには「ユーザーの検索ニーズに合わせたコンテンツを用意する」
検索エンジンからの流入については、サーチコンソールの活用方法や、4種類のクエリ(Know、Go、Do、Buy)に対するユーザーニーズの捉え方、それに合わせたコンテンツの作り方といったお話しでした。
今回のセミナーは「Googleアナリティクスの徹底活用」がテーマでしたので、検索エンジンからの流入最適化(SEO)のパートは軽めの内容でしたが、基本的な考え方は「Googleが公開している“品質評価ガイドライン”に沿って、検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツを用意する」です。
◆General Guidelines December 5, 2019(英語版)
◆Google 品質評価ガイドライン解説(2019年9月版)
※電通デジタル様が英語版の内容を要約してくれています。
まとめ:セミナーに参加した感想
9:30~17:00の長時間のセミナー参加は久しぶりでしたが、参加者の集中力は切れていない感じでした。(講師の小川さんは大変だったと思いますが。)
あと、序盤の「アクセス解析の基礎」での初歩的なワークで、私が「セッション数」のカウント方法をガッツリと間違えていたのは内緒。
また、お昼休憩を小川さんとご一緒させていただき、そこでアクセス解析以外の雑談もできて楽しかったです。
最後に、アクセス解析講座に参加させていただき、ありがとうございました!