Google アナリティクス。気づくとバージョンアップを繰り返していたり、ウェブ版とアプリ版でレポートが違ったりと常に様々なレポートが増えています。そこで、こんなレポートもあるよ!というマニアックなレポートを15個紹介します。皆さんは何個知っているかな?
注:レポートの新旧はあまり関係ありません
注:全てのレポートに反映されているとは限りません
注:画像の転載はご遠慮願います
1:ユーザー>アクティブユーザー
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直近X日に一度でもアクセスがあった人数を確認することができます。詳しくはGA Forumの記事をご確認ください。ソーシャルゲームとかコミュニティ系のサービスでは利用価値がでそうです。
2:ユーザー>行動>ユーザーエンゲージメント
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訪問ではなくユーザー単位でセッション時間・平均ページビュー・合計時間・累積ページビューを確認することができます。例えば、サイトを1ヶ月間で10時間以上使っている人数などをチェックできます。セグメントも反映可能です。こちらはUser-IDを取得している場合のみに表示されるようです。ただデータがダウンロード出来ないのはちょっと残念。
3:ユーザー>クロスデバイス>デバイス経路
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UserIDの機能を使っている場合に見ることが出来るレポートです。デバイスカテゴリの遷移を見ることが出来るため、PCからスマホや逆の行動が発生したユーザーを特定することができます。この情報を元にデバイス移動したアドバンスセグメントなどを作成して分析することもできます。
4:ユーザー>行動>リピート回数と間隔
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「リピートの回数や間隔」というレポートが通常はあるのですが、「リピート回数と間隔」というレポートも確認できました(出現条件を特定出来ていませんが)。
見ての通り、セッション数とセッションの間隔をバブルチャートで表示してくれます。また、わかりづらいのですがアプリでは「リピートの回数」と「リピートの間隔」という2つのレポートに分かれています。
5:ユーザー>ベンチマーク>デバイス
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自社サイトと同じようなサイトのセッション・新規セッション率・新規セッション・ページ/セッション・平均セッション時間・直帰率を確認することができます。
業種・国/地域・1日のセッション数を選んで似たようなサイトのみにしぼりこみましょう。右上に該当するプロパティ数を表示してくれるので、数件しか無い場合は少し条件をゆるめたほうがよいでしょう。
6:集客>すべてのトラフィック>ツリーマップ
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集客を2つの軸(面積と色)で評価できるレポートです。Organic・Referralなどを押すと更にその内訳を確認することも可能です。ちなみにAdwordsのレポートでも同様のものを見ることができます。
7:集客>AdWords>ディスプレイターゲット
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Adwords連携すると様々なAdwords関連のレポートを見ることが出来ます。その中の一つのディスプリ広告用のレポート群になります。他にも「動画キャンペーン」「ショッピング キャンペーン」などのユニークなレポートがあります。
8:集客>ソーシャル>データハブのアクティビティ
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Google アナリティクスが提携しているソーシャルメディアでの自社プロパティに対する発言を確認することができます。どこでどのように話題になっているかを確認でき、Google+の場合はGoogle+ リップルも確認できます。
9:集客>キャンペーン>コスト分析
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コストデータをGoogle アナリティクスにインポートすると、クリック単価・収益単価・ROAS (Return on Advertising Spent)なども確認できます。直接コストが取得出来ない広告などで有効活用しましょう。
10:コンテンツ>サイトの速度>速度の提案
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各ページに対して「Page Speed スコア」というものがつけられ、Page Speedを改善するための提案を確認することができます。リンクをクリックするとPage Speed Insightsに飛び具体的な改善項目を確認できます。
11:コンバージョン>アトリビューション>モデル エクスプローラー
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こちらはGoogle アナリティクス プレミアムでのみ提供されている機能です。アトリビューションのモデリングが実際にどのように行われているかをチャネルグループごとに確認することが可能です。どのように貢献が割り当てているかのチェックに使います。
詳しくは以下の記事もご覧ください。
アナリティクス 日本版 公式ブログ: データ主導アトリビューション:よりよい投資判断とマーケティングの成果の改善
以下はアプリ専用のレポートになります
12:ユーザー>ライフタイムバリュー
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ライフタイムバリューを様々な指標で確認できます。例えば上記のレポートの場合は、最初の訪問日から何日後に何回目標を達成するかを推移で見ることができます。これ以外にも、収益・セッション・ビューなど様々な指標をチェックできます。
13:ユーザー>集客>アプリマーケット
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アプリのレポートでは、どのアプリマーケットからアプリをダウンロードしたかを確認することができます。こちらアドバンスセグメントの条件にも使えるので、いろいろと分析がはかどりそうです。
14:集客>参照元>Google Play あるいは iTunes
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アプリストアのページへの流入元を計測することができます(上記画像はiTunesの場合)。これがあれば、どこからアプリページに誘導することができていたかをGoogle アナリティクスで分析可能です。Google Playに関しては参照フローも確認できます。
15:行動>クラッシュと例外
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アプリがクラッシュした時のエラーの詳細を確認できます(設定していれば)。デバイス・バージョンなどとのかけあわせも可能です。
最後に
皆さん、いくつ知っていましたか?
また、ここで紹介した以外にもこんなレポートもあるよ!というものがあれば、ぜひお教え下さい。
というわけで、Google アナリティクスの各種レポートを見ていたら、改めてその進化の早さに驚かされました。特に最近は「ユーザー軸」でのレポートが増えてきているのではないでしょうか。セッションからユーザー軸での分析というのは正しい方向であるので、今後の新しいレポートにも期待です!
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