「Omniture Summit 2011報告会」に参加してきました

米国で毎年行われている「Omniture Summit」。Omniture Summitは、アクセス解析ツール「SiteCatalyst」を提供しているAdobe社の主催イベントです。


数日間に渡ってウェブマーケティングについて様々な講演や出会いの場がある世界最大規模のイベントです。2011年に開催されたSummitにも日本から多数の方が参加しました。その中身を紹介してもらおうと、一昨日(2011/05/09)Sony本社にて報告会を開催。参加者は80人を超え、感心の高さが伺われました。





発表者は以下の方々でした。非常に豪華なメンバーです。

基調講演と、充実の周辺ソリューション(IMJ 松本さん)
Online Marketing Suiteってなんだ?AnalyticsからOptimizationへ (Yahoo! 久保井さん)
セグメントとターゲティングでテストは次のレベルへ(nissen 船井さん)
SocialAnalyticsとCQ5がスゴイ (Gilt 清水)
Adobeオーディエンス最適化技術の買収に思う次世代のウェブアナリストとは (Sony 小栗さん)


新しいOmniture製品の紹介から、アナリストはどう変わっていくのか?と幅広い内容のスピーチが行われました。現地の熱い思いや考え方が、そのまま持ち込まれており、参加者の真剣度は非常に高かったです。


私自身も、自分がこれから取り組もうとしていることが正しい方向だという事に自信をもったり、自分のキャリアを考えたり、どうこの考えを業務に落とし込もうかと悩んだり、と非常に考えさせられる有意義な会でした。



明日から使えるようなTIPSや、技術的な話というよりは、アクセス解析ツールとオンラインマーケティングがどこに向かっているか、そしてその役割を担うアクセス解析担当者はアクセス解析だけやっていても未来がないという話しが中心でした。上流工程に入り設計から施策の実施まで行うことによって、はじめて担当者とツールが評価(ROI的にも)されるという事が改めて腹落ちしました。理想はそうだと思っていても、いろいろな壁にぶつかってしまい、その思いを忘れてしまいがちです。モチベーションという観点で非常に好評だったと思います。



当日のつぶやきを、あんけいさんがまとめてくれたので、皆様がどのような感想をもたれたかを御覧ください。

Togetter:eVar7 2011年05月11日実施


報告会の後は懇親会も行われ、ここでも50名以上が参加。非常に盛り上がっていました。





最後にこちらのイベントを主催している「eVar7」について簡単に紹介をさせてください。

eVar7とは

高い可能性を秘めたWeb解析ツール「SiteCatalyst」。使いこなすには知識や経験が必要になります。公式情報やサポートの充実化も重要ですが、ユーザーとしてできることをしたい。もっとユーザー同士でコネクトする場が欲しい。具体的な体験やノウハウを共有することで、直ぐに業務に活かしたい。マネでもいい、今できることは何か?つまらないことで時間を無駄にはしたくない。クリエイティブに解析し、成果を出したい。
そこで、ユーザーグループを作りました。3ヶ月に一度のイベント(勉強会や懇親会)に加えて、分科会も予定しています。

という事で2010年に立ち上がったユーザーグループです。SiteCatalystを軸に、どう解析を実行していくかというのを、考えたり発表したりする会です。スタッフは以下のとおりとなっています。

代表:
清水 誠 (元楽天・現GILT)、舘田 智 (元ぐるなび・現フェリックス・ウェイ)
幹事:
小川 卓 (リクルート)、小栗 順平 (Sony)、久保井 純 (Yahoo!)、高橋 歩 (楽天)


今後も分科会やイベントを定期的に行なっていきますので、SiteCatalystユーザー・代理店・検討している方は、よろしければぜひご参加下さい!