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アクセス解析活用の「二つの成熟度」

基本

アクセス解析活用の成熟度をまとめてみました。この内容は主に個人がアクセス解析をどれくらい習得し、活用しているかを表すものです。Lv1〜Lv10まであり、レベルが増えるごとに成熟度が上がります。自分のアクセス解析成熟度を確認したり、次をレベルを目指すために足りない事を確認したるするのにご利用ください。

「10レベル」のアクセス解析成熟度

レベル 概要 説明
Lv1 アクセス解析ツールを導入したがほとんど見ていない アクセス解析ツールを導入したが、数字の意味および見ることの必要性を感じられない。
Lv2 ページビューやコンバージョン数などの数字を定期的に見て、レポートを作成している サイトで見るべき数字(あるいは見た方がよいと思う数字)を定期的に閲覧している。しかし、その数値を見ているだけで、特に何か対策を行っているわけではない。
Lv3 アクセス解析ツールを活用して集客や導線の課題を見つけている 集客施策ごとの集客数・直帰率・閲覧ページ数・滞在時間など、ページビューやコンバージョン数などを構成する指標を閲覧して、課題である集客や導線を見つけることができる。サイトの「弱点」をアクセス解析の数値を使って見つけることができる状態を指す。
Lv4 課題を元に改善策を考えて検証を行っている 上記の課題となる対象ページに対して改善施策を考え、サイトに反映させその結果をアクセス解析ツールで確認している。改善施策を実現する環境が整っており、またその施策の評価方法も解っている。ただし、その効果に関しては改善策を実施してみないとわからない。
Lv5 アクセス解析ツール以外のデータも使うウェブ分析を行っている アクセス解析ツール以外の手法を使いサイトに関するデータを取得(ウェブアンケート・インターネット視聴率・その他ツール)。アクセス解析ツールでは取得出来ないデータも加味して、改善策の検討を行っている。
Lv6 ウェブ分析データを活用し数字の最大化を行っている アクセス解析ツールで取得したデータを利用して、集客数あるいはコンバージョン数を最大化させる施策を、計画的かつ定期的に行っている。実施した施策を記録・蓄積し、過去の情報を元に未来の予測を立てることができる。複数の施策の相乗効果なども検討できるようになっている。目標はあくまでも数字を増やすことにある。
Lv7 ウェブ分析データを活用した最適化を行っている 集客数やコンバージョン数を最大化させるだけではなく、費用対効果を考えた最適化を行っている。コストと工数も鑑みた上での改善施策を行っている。またアクションの総量を増やすだけではなく、アクション量およびアクション先をコントロールできるようになる(売れない商品を売れるようにするための施策を考えられる)
Lv8 アクセス解析データ以外のデータも連携して最適化を行っている アクセス解析ツールで集計したデータ以外の情報、例えば売上情報や会員情報を連係し、総合的な可視化とセグメントに対する最適化を実現できている。特に最終コンバージョンがオフラインの場合はそのオフラインのデータも取り込み、サイトの効果を最大限に発揮できる施策を行っている。
Lv9 ウェブ分析のデータを元に予測と対策を行っている 取得したデータを元に、今後の予測を立てて、予測に則った集客及びサイト内コンテンツの最適化を行っている。未来に渡ってサイトの売上予測がある程度可能な状態。
Lv10 最適化プロセスの自動化を行っている 最適化を自動的に行うためのデータマイニング・データ連係・仕組みを作成している。最適化ロジックは常に自動化されたことによって得られた工数を利用し、定期的に見直される。


多くの企業がレベル1〜レベル4の間に属しているかと思います。全ての会社や個人がレベル10を目指す必要はありませんが、一つでも高いレベルを目指す事によって、より「ウェブ分析」を有効活用する事が出来ます。


アクセス解析成熟度を現す6要素

また同僚の齋藤氏が書いているログマニアックスの記事で紹介されている、Immeriaハメル氏のモデルもあわせて紹介いたします。

こちらは主に「企業内におけるアクセス解析の浸透度」を6つの要素から評価するという内容です。

pdfのダウンロードはこちらから>>アクセス解析の成熟度.pdf 直


6つの要素とは
マネジメント
目的
スコープ
リソース
方法論
ツール
であり、それぞれ0〜5の成熟度レベルがあります。

  • マネジメント
    • Lv0 利用されていない
    • Lv1 プロジェクトにより利用されている
    • Lv2 現場の担当者が理解している
    • Lv3 マネージャー層の理解がある
    • Lv4 アクセス解析が文化となっている
    • Lv5 アクセス解析を競争力としている
  • 目的
    • Lv0 定義されていない
    • Lv1 リクエストベース
    • Lv2 ウェブマーケティングの最適化
    • Lv3 ウェブビジネスの最適化
    • Lv4 ビジネスの最適化
    • Lv5 アクセス解析を競争力としている
  • スコープ
    • Lv0 その都度決定
    • Lv1 上司の判断に依存
    • Lv2 個別のオンライン施策
    • Lv3 単一のウェブサイト
    • Lv4 オンライン経済圏(ウェブサイト以外のオンラインコンテンツ)
    • Lv5 アクセス解析を競争力としている
  • リソース
    • Lv0 担当者を行い
    • Lv1 プロジェクト単位での担当者設置
    • Lv2 単一の常駐担当者
    • Lv3 複数に分かれたチームの設置
    • LV4 他分野にわたる組織の設置
    • Lv5 経験豊かな他分野にわたる組織の設置
  • 方法論
    • Lv0 分析手法を持たない
    • Lv1 担当者固有の分析手法
    • Lv2 組織・チーム単位での分析手法
    • Lv3 継続的な改善索の実施
    • Lv4 オンライン上の改善をアジャイルに実施
    • Lv5 改善策をアジャイルに実施

各要素ごとにどのレベルにいるかを確認し、バランスよく上げていくことが大切です。


普段、業務を行う上で意識していない内容かとは思いますが、個人のレベルアップや社内のアクセス解析浸透を進めるために、何をすればよいかの一助になれば幸いです。


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