<お知らせ>
この記事は移転しました。約5秒後に新記事へ移動します。
株式会社HAPPY ANALYTICS 公式サイトよりお読みください。
HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。第一回のお相手は、提案型ウェブアナリスト育成講座第4期卒業生で、電通デジタル社の馬場建至氏。
最初のテーマは『ウィズコロナの働き方』。ウィズコロナが長期化する中、ウェブマーケティング界隈の人はどのように働き、何を見据えているのか。ウェブ解析の最前線で活躍する二人の対談から、新しい働き方のヒントを探ります。
進行役はエスファクトリーウェブディレクター兼HAPPY ANALYTICS 広報の井水朋子が務めます。
馬場建至(ばばたけし) 2014年 ウェブ解析士マスター取得。2016年電通デジタル入社。部門の分析スキル向上を担い、部門内の分析レポートの監修や分析の社内教育を行う。2019年提案型ウェブアナリスト育成講座四期修了。 |
2020年7月16日、新橋の某オフィス。再開のあいさつと、(コロナ禍のためお渡し出来ていなかった)小川卓さんから馬場建至さんへ育成講座の卒業バッジを渡すところから始まりました。馬場さんは小川さんが開催している、ウェブアナリスト育成講座の4期生です。
ソーシャルディスタンスを保ちながらも、和気あいあいとした雰囲気で対談が始まりました。
コロナ禍での働き方の変化
馬場:今日は4か月ぶりに新橋に来ました。
小川:御社は今も在宅勤務ですか?
基本はリモートで働いています。どうしても出社しないと仕事ができない人や、家では仕事がしづらい環境の人などもいて、社員の何%までなら会社に来ていいよということで出社人数を制限したうえでやっています。
いつ頃から在宅でしたか?
そうですね、2月くらいから騒々しくなってきて、割と早い段階で、2月の下旬には在宅勤務になりましたね。
在宅勤務はスムーズにいけましたか?
私はもともと在宅したい派だったので、気持ち的には「おっしゃー」という感じでしたね(笑)
お客さんとの打ち合わせとかはどうでした?
最初はあったんですけど、その後は世の中もざわつきはじめて、一切なくなりました。
そういえば、PCや席などの環境は自分で用意しましたか?
ホームセンターに行って、机と椅子は買いましたね。座骨神経痛が再発したのは、コロナ禍の唯一のデメリットでした。(笑)
私はもともと自宅で働いているもんで、机と椅子だけは気合いれて買いました。10年くらい使っていますけど、いいですよ。こんな感じです!
ちなみに、やりとりするツールは何を使っていますか?
完全にslackですね。
ブレストや大勢の会議はやりづらくなったなと思います。slackでやるしかないのかなーと。
対面だと自然にできるキャッチボールがしづらくなりましたね。コンプライアンスさえ守っていれば、アイデアとかで出るととにかくまずはチャレンジしてみようっていう性格なので。
対面だろうがなかろうがあまりそこは関係ないような感じでした。小川さんは、実際、このコロナ禍で仕事は変わっていないですか?
仕事は全然変わっていないですね。移動時間が減った分、稼働時間が増えて、時間単価は少し下がっちゃっいましたね。売り上げは大丈夫ですが(笑)
既にいくつかの新規案件は、オンラインでやりとりしてまだ、実際に一回も会っていないところがあります。
私は今まで会社に行くとなると往復3時間くらいかかっていたんですね。その3時間を稼働時間に充てて、その中で休憩をとりながらやっている感じですね。
朝息子が小学校に行ったら私も仕事を始めて、息子が小学校から帰って宿題を終えたら、私も仕事も終える感じですね。一緒にごはんを食べて、一緒にお風呂を入って、そのあとゲームでもやって、みたいなのはイイなと思います。
オン・オフはできるタイプですか?私は一切できないタイプなんだ(笑)
できないですね(笑) slackの通知がくると気になります。
Chief Analytics Officerを勤めているUNCOVER TRUTH社は夜何時以降はメンションつけない発言しないというルールを用いてましたね。
後、面白いと思ったのは、クライアント先のslackで、それぞれ名前の横にアイコンを付けることで在宅か会社にいるかがすぐに分かるという方法ですね。
Slackでのこの見せ方分かりやすくてよいですね!#Slack pic.twitter.com/UyBtNmcFaj
— Taku Ogawa (小川 卓) (@ryuka01) 2020年3月12日
井水:ほかに何か変化はありましたか?
めちゃくちゃ朝型になりますね。めだかに餌あげて(笑)
植木に水あげて、ちょっと一息したら仕事ですね。楽しくやっていますよ。
会議がくっついて入っちゃうと、ちょっときついよね?
そうですね。1回の会議は30分位ですか?
今は1時間とっておいて、早く終わったらラッキーというスタイルでやることが多いですね。
ウェビナーの良さと難しさ
馬場:この間もウェビナーされていましたけど、どうですか?
小川:講師側はやりづらいね。反応がわからないから。これ聞いているの、聞いていないの、楽しんでいるの、楽しんでいないの…みたいなのがどうしてもわからないね。
もちろん投票のしくみとか、チャットとかの機能は使うけど、それでも、反応は見づらい。
でも参加者はすごく多いね。地方で物理的に難しい人や、仕事をしている傍らラジオ代わりに聞く人とかいるんじゃないかな。そういった意味では良い側面もいっぱいある。
ただ、参加者は2倍になっても、BtoBの成約は、落ちているようですね。営業ができないから。本来なら終わった後名刺交換とかをしてお困りのことがありますか?とかできないじゃないですか。ウェビナーだと、退出ボタンを押すだけだからね。
まぁ弊社はそういう感じのセミナーはしていませんが…役員先などはいろいろ模索されていますね。
井水:馬場さんもウェビナーをすることはありますか?
実は、私も昨日社内向けにやったんですよ。やっぱり増えていて、100人くらいは集まりましたね。
私はウェビナーの方が楽なんですよ。相手の反応を見なくていいから(一同笑)
うなずいてくれる人よりも、顔をしかめて聞いている人の方が気になっちゃうタイプなので、そういう人を見なくて済むというのは、気が楽です。全然ストレス感じませんね。
コンペや提案、分析レポートの報告なども、一方的に話せばいいと思うので、楽です(笑)
ただ、雑音はきついですね。誰か一人マイクをオフにし忘れちゃって、雑音が入ると、途端に話しづらくなるのを感じました。
それは違和感が出るね。例えば宣伝会議さんでオンラインセミナーやりますけど、開始前の5分、10分で「これしちゃだめだよ、あれだめしちゃだめだよ」と動画を流していますね。
それは大事ですね。これからウェビナーは増えるんでしょうか。
両方になると思いますよ。みなさんウェビナーの方が集客できるというのはわかってきていると思うので、
テーマに合わせて集客目的かリテンションやクロージング目的でやるかでオンラインとオフラインを使い分けをしていくのが理想的なんじゃないかなと思います。
ただ1つ言えるのは、「ながら聞き」を前提にした資料作成と会話の仕方が講師としては必要なのかなと思っております。
目的はリードにしたいけど、認知だけで終わってしまうのがウェブのセミナーの課題ではないかと思います。
そこをどう突破するかですね。
「(2)提案型ウェブアナリスト育成講座について」に続く >