第7回 - 本気で活用したい人へ!ゼロからわかるアクセス解析導入・運用完全ガイド

有料アクセス解析ツールを使うと、ぶっちゃけいくらかかりますか?という内容で第7回目の原稿がアップされました。


料金についてのお話です。非常に気になる部分だと思いますので、実際の額や単価などは違う可能性がありますが、参考にしていただければと思います。ツール以外の費用が結構かかるよ!というのがこの記事の最大かつ唯一のメッセージです。また、イニシャルとランニングコスト両方を意識しておく必要があります。


特にランニングコストは「該当ツールをどれくらいの期間使う予定なのか?」というところにも絡んできます。実際に算出するのは難しいですし、技術革新によって有用なツールも変わってきます。


5年前に「Google Analytics」が無料で便利なアクセス解析サービスを提供してくれると誰が思ったでしょうか?3年前に「SiteCatalyst」というサービスを日本で知っていた人は何人いたでしょうか?
3年後に「どの無料・有料ツールが一番日本で使われているか?」という事を自身持って答えられる人はいるでしょうか?


そんな感じで常に変わっている世界なので、「耐用年数は短めに考えておくこと」が大切です。言い換えれば、「特定のツールに依存しすぎた体制や構造にしない」という事です。数年後には別のツールを使っている可能性もある・・・という事を意識しながら導入や実装を進めていきましょう(難しいのは承知ですが 汗)



今回は直接的なコストの部分に触れています。アクセス解析を導入する事による、全社コストへのインパクトは実は更に広範囲だったりします。いくつか例を紹介すると



・データを出す人が使っている工数(ツールでレポートが早く出るようになればコスト削減につながる)
ツールを理解するのかかる工数、あるいは教育コスト
ツール移行に伴う、社内ツールの改修コスト(ローデータをAccessに取り込んでいる場合、そのフォーマットが変わるとコストがかかるなど)
・既存ツールと新規ツールの数値精査と、数値がズレる事によって発生する追加業務(広告出稿先との調整など)
ツールを有効活用する事による売上増加


などがあります。記事でも軽く書いていますが、こういった項目の算出(特に最後の項目)は行わない事をお勧めします。ちゃんとしたロジックを組むことが難しいのと、たとえ作ってもつっこまれまくる…という事が容易に予測でき、ツールの決裁承認にかえって時間がかかってしまうからです。決裁承認に関しては、第10回の記事でふれますので、そちらをご覧くださいな。



第11回〜12回の原稿を入稿しました。13回〜15回は来週中にといった予定です。
引き続き頑張っていきます。はい。