<お知らせ>
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株式会社HAPPY ANALYTICS 公式サイトよりお読みください。
HAPPY ANALYTICSの小川卓対談企画。
第7回のお相手は、小川卓を裏で支える実力者・工藤麻里氏。全3回でお届けします。※本対談はオンラインで実施しました。
工藤 麻里(くどう まり)
株式会社HAPPY ANALYTICSの秘書 兼 日本ビジネスプレスのシニアアナリスト
2006年株式会社リクルートに新卒で入社。進学ネット(現・スタディサプリ進路)でシステム担当、webR25でメディアプロデュースを担当の後、退社して出産。2015年より小川卓の秘書になり、株式会社HAPPY ANALYTICSの設立前から幅広く活躍。2015年より日本ビジネスプレスグループのアナリスト・グロースハッカーを兼業。
全3回となる3回目の今回は、秘書・工藤さんだからこそ知っている小川卓の働き方や、工藤さんの今後の活動について話が進んでいきました。
進行・編集は、HAPPY ANALYTICS広報 兼 エスファクトリーウェブディレクターの井水朋子がつとめます。
小川卓の仕事術
工藤さんは日本ビジネスプレスなど一緒にしている案件もあるけど、私と仕事していてどう?困ることとかある?
全然ないですね。井水さんもそうだと思うんですけど、小川さんはITが好きでITのことを信じていて、だから色んなツールや手法も積極的に試させてくれます。稟議なく、提案すると瞬殺で「いいよ」の返事があり、すごいときには30分後に「自分も使ってみた~」ともう使われていたり。
だからHAPPY ANALYTICSでやっていることが結局最先端になっていることもが多くなります。2020年に縁あって私の地元のヤマガタデザイン株式会社さんにバックヤードシステムの提案をさせていただく機会をいただいたのですが、その時もHAPPY ANALYTICSをまずお手本にしましたね。
小川さんと仕事をしていて、これが勉強になったということはありますか?
勉強の連続ですね。私も最初は講演を聞いて記事を書いていたので、それはウェブ分析自体の勉強になりました。小川さんと同じことをしてみたいというので日本ビジネスプレスで解析を始めさせていただき、上級ウェブ解析士の資格も取得し、実務の経験をさせていただきました。 あとは、やさしさを保ちつつ、これだけ多くの案件を回していけるんだっていうのは勉強になりましたね。
一日何案件も行っているっていうのは真似できないなと。 1か月で請求書を30枚以上出す時もあるのですが、ものすごい仕事の量を並行で行っています。小川さんは基本すべての案件について自分で手を動かし、自分で考えているので、労働集約型が多いのですが、その状態でしっかり収益を上げているのは化け物、いや天才だなと思ったりします。
講演で1日3回の時もあって、そんなメンタルの保ち方がすごいなって思いますね。私は講演したら次の日は編み物とかして自分を取り戻す時間が必要なので、どうしているんだろうとか思いますね。
そこはみんなに仕事を任せているからだと思うよ。
すごいなーと。あとはブログの記事を書くのは30分で書いたりするんですよね。カレンダーを見ていて、30分の見込みで30分で着地するんですよね。
30分!?
自分だと3倍かかってしまうことも・・・
わかります。
それが一般ピープルだと思うんですけど、何年見ていても小川さんのそのあたりは謎ですね。
それは、常に考えているからかも。お風呂の時や移動の時かもしれないけど、セミナーやコンサルの内容、記事なんかはその最たる例で、頭の中には全部入っているんだよね。だから記事を書く時間には考える時間が含まれていないんだよね。
頭の中にあるものをタイピングするだけ!?
そうそう、何を書くかはなにかの合間に考えているからね。記事を書く間は何も考えていないよね。
面白いですよね。講演中もそうなんですよね。
大体違うことを考えているよね。
これだけ熱く語っていて、違うことを考えているんだと笑っちゃいましたけど。
一同:(笑)
ついでに質問したいんですけど、セミナーや講演する時って練習していますか?
していないね。
これも小川さんから学んだんですけど、きっかり時間通りで終わるんですよ。あれ不思議ですよね。
お風呂の中でシミュレーションとかしているんですか?
今はそれすらもしないかな。資料を作っている段階である程度わかるんですよ。資料1ページを1分にしていますからね。
なるほど。
それもあって、90分の講演だったら90枚の資料を作ればいいわけで、この数年はリハしていないかな。
なるほど。
講演はもうやりすぎてしまって、資料なしでも話せるんだよね。Googleアナリティクスについて60分話してくれ、90分話してくれ、120分話してくれっていうのは、それについて話す内容があるから、すでに習慣になっているんだと思う。
セミナーが習慣!!
こればっかりは本数だよね(笑)
では、今度開催するYouTubeの分析セミナーは、普段よくしているタイプとは違いますよね?
はい。
それはやり方変わってくるんですか?
1回目にした時、井水さんは来てくださったと思うんですけど、資料を作る時間は多くかかるけど、リハはしていないね。
去年赤坂で開催された回ですよね。あれも時間通りに終わりって、充実した内容でした。
セミナーは質問を受けたり、接続でスタートが遅くなってしまったりというのがあると思うんですけど、各スライドでそれぞれ追加で話したり削ってたりという内容が自分の中で決まっているので、それで調整しながら進める感じですね。
講演職人ですね(笑)
岐阜県の大学院へ進学
工藤さんの今後について聞かせてください。
娘が小学校に上がる今年の4月に首都圏から離れようということを決めていて、HAPPY ANALYTICSでも日本ビジネスプレスでも引継ぎが順調に終わって、意外とぽっかり時間があいてきたのが2020年。 日本ビジネスプレスで扱っているニュースメディアの主流というか、ユーザーの間でバズる情報って、一次情報に自分の意見をのっけるものが多いと思うんですけど、その頃コロナウイルス感染症が広まって、特に一次情報が求められた実感がありました。
「実際、感染者数は何人なの?死者数は?どうやったら感染を防げるの」等など。 そこでちょうど日経新聞や東洋経済さんがメディアの可視化でグラフとかを定点で出されていたんですよね。データビジュアライズが脚光を浴び始めたと。 それまでも日本ビジネスプレスの仕事でGoogleデータポータルでメディアデータを可視化することもしていましたけど・・。
工藤さんは以前からTableauとかもしていたもんね。
そうですね。面白いなと思ってツールを触っていたんですけど、Tableauはアカウントを契約をさせるっていうのがゴールになっていて、ウェブサイトやニュースメディアで可視化していくというのはTableauだと頭打ちになってしまってきていて、そのあたりをまとめて勉強したいなという気持ちがあって、独学ではやっていたのですが、じっくり時間を作りたくて大学院へ行くことに。
どちらの大学院ですか?
岐阜県にある「情報科学芸術大学院大学(IAMAS)」です。
2018年にHAPPY ANALYTICSの公式サイトを切り替えたのですが、その時デザイン・コーディングをしてくださったメタファー社の永嶋さんの母校ということで、「かっこいいな~いつか行ってみたいな~」と憧れを持っていました。
永嶋さんとはその後日本ビジネスプレスの「JBpress autograph(オートグラフ)」というサイトを立ち上げた際にも初期デザインコンセプトのプロデューサーとしてお迎えしました。
はじめは通信で1年間で受けられるか?と大学院に問合せるために、昨年5月に教授陣と面談したんですけど、そのときに、芸術系の大学でフィールド実習もあるので、オンラインは難しいという話でした。 子どもがいるのに働きながら大学院なんて無謀だな、この状況では無理かなと思っていたところに、面談を後ろで聞いていた娘が「絶対行きなよ!」と強く応援してくれました。
小川さんと仕事を始めた頃に1歳だった娘ももう6歳になって、お母さんの姿を見て、わかるようになったんですね。子どもってすごいですね。
何学科になるの?
メディア表現研究科ですね。私は日本ビジネスプレスでニュースメディアをしてきたんですが、ニュースだけでなく、メディアにも色んな表現手段があって、動画や音楽も含んだ多様な表現を研究していくことになります。一学年20人、合わせて40人程度しかいなくて、その個性を伸ばしてくれる感じで、音楽に特化している人もいれば哲学や美術史に特化している人もいるようです。
いいですね。
県立の学校なんですよ。フィールドワークができて、田舎や山村の暮らしにもフォーカスできますから、昔ながらの暮らしと情報科学がどう融合できるんだろうという辺りが私の興味と一致していました。
工藤さんの興味というと?
地方というのと、ITというのと、子育てするようになってからは、娘が行っている幼稚園がたまたまシュタイナー教育を厳密に実践しているところで、子どもに早期教育はしない、字は教えない、習い事ダメ、テレビやメディアに触れさせない、プラスチックは使わないで自然の暮らしを、ということで、現代教育とやや対峙する教育をしてきたんですね。
それが面白くてもう少し進めてみたい気持ちがありました。あとは、日本の地域・山村の暮らしや現代の暮らしとどう接続ができるんだろうというところで興味が一致した感じですね。
一同:(笑)
内容とタイミングが合った感じですね。
一校しか受けていないので、合格しなかったら淡々と今まで通り仕事をしようと思っていましたね。それはそれで仕事がはかどるので。
今後は岐阜に行って、大学院に通って、秘書の仕事もしていく感じですね。
はい、フロントに立つ仕事は「絶対今日中」というストレスがかかるので、日本ビジネスプレスのほうは一旦休職の方向で考えています。小川さんの仕事はフロントに立たないで納期も長めにやらせてもらっているので、続けていきたいなと。スタッフの皆さんにお願いしない分の仕事・・・社印を押したり、契約書類をやりとりしたりというのは、続けていきたいなと思っています。
なるほど。
私の収入としてはやや赤字になる計算なんですけど、2年間はそれでいいやと。その後に稼げるようになればいいかという感じで、お金よりかは時間が必要で、勉強の時間にしたいと思っています。
大学院を出た後は?
まだあまりイメージできていないですが、ひとつあって、日本ビジネスプレスで扱うニュースメディアについて、今のニュースメディアって、テキスト・画像・動画だけで、ユーザーもそれに慣れてしまっています。その状態からデータビジュアライズを含む記事があることが当たり前になるような形をつくっていければいいなと思っています。ほかは未定なんですよね。
やっていくうちに見つかりそうだよね。
はい、今見えていない、想像がつかない世界が2年後に見えているといいなと思っているし、ご縁が来るの待ちます。自分がやりたいことを勉強しておいて、タイミングが合えばなと。
卒業する頃、どんな決断をするかが楽しみですね。
基本はどこかに就職したいというのはなくて、誰かに声をかけられるのを待つスタンスです(笑)
それはしっかり書かせていただきますね(笑)
ゆるっと仕事くださいとか(笑)
- 今日はありがとうございました -
株式会社日本ビジネスプレスではIT人材を積極採用中です。一緒に働いてみたい方がいらっしゃいましたら公式サイトよりぜひお問い合わせください!
ヤマガタデザイン株式会社(山形県鶴岡市)でも
「システムリーダー」ほか各職種にて一緒に働く仲間を募集しています。
というわけで、全3回の社内対談をお届けしました。
分析や改善を行う会社ですが、このような空気感の中で普段の業務にあたっています。「硬派かと思いきや、こんなにゆるいのかい」的ギャップを楽しんでもらえましたら幸いです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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