「現場のプロがやさしく書いた Webサイトの分析・改善の教科書」予約開始のお知らせ (2014年8月23日発売)

<お知らせ>
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株式会社HAPPY ANALYTICS 公式サイトよりお読みください。

2014年8月23日に4冊目の単著「現場のプロがやさしく書いた Webサイトの分析・改善の教科書 Google アナリティクスと、その他ツールを使って実践的ノウハス」という長いタイトルの本が発売となります。表紙のデザイナーの方が大変だったと思います(汗)。今後は教科書本と呼ぶ予定です。

内容

ページ数の6割近くが「施策」視点からの分析になります。全部で12の施策+2つのサイト群にフォーカスし、「施策の考え方」「分析方法」「改善方法や事例」を取り上げていきます。施策ごとに15ページ〜30ページくらいとなっています。またコラムもいくつか収録しており、本編に入れたかったけどページの都合上、入らなかったアフィリエイト・ソーシャルゲームなどについても簡単に紹介しています。「そういう施策があるんだ…」と読んで終わるのではなく、どう評価して活用すればよいか。施策の分析面において踏み込んだ内容を紹介しています。多数の事例も紹介させていただきました。掲載許可をいただいた企業やサイトの皆様、本当にありがとうございます。


上記の第2章を除いた残り100ページ強では、「ゴール設計とデータの見方(第1章)」「分析結果の活用方法とアナリストのお仕事(第3章)」「Googleアナリティクスの主要機能(第4章)」となっています。本書ではGoogle アナリティクスに関する内容はかなり少なくしました。その変わりと言ってはなんですが、使い方をまとめた、PDFファイルも公開します。今まで、勉強会などでお話させていただいた内容をアレンジしたものです。また、Google アナリティクスのマニュアル以外に、本書で活用したいくつかのテンプレートなどもあわせて公開いたしますので、本書を購入された方は、自分流にアレンジしてご利用くださいませ。


「ウェブ分析論:増補改訂版」と同じくらいのボリュームになってしまい、またカバンに入れて読むのが難しい本となってしまい申し訳ありません。電子書籍版に関しては、確認していませんが、いままでの単著は全て電子書籍化しているので、どこかのタイミングで行われるのでは?と勝手に思っています(確認しておきます 笑)。なお、今回はフルカラーでお送りいたします!


目次

■Chapter1 改善ポイントの見つけ方
ゴールとKPIの設計1 ゴールを設計する
ゴールとKPIの設計2 目標からKPIへの落とし込み
ゴールとKPIの設計3 目標設定とKPIの事例
データの見方と分析方法1 分析を始める前に
データの見方と分析方法2 トレンド
データの見方と分析方法3 セグメント


■Chapter2 項目別の改善策とノウハウ
自然検索・リスティング
メールマガジン
バナー広告
ソーシャルメディア
ランディングページ
コンテンツ・特集
カート・入力フォーム
ブログ
スマホサイト
スマホアプリ
ECサイト
BtoBサイト


■Chapter3 分析結果の活用方法
分析結果を改善に活かす
PDCAサイクルの見直し
PDCAサイクルを回すための具体的な取組
Webアナリストのお仕事


■Chapter4 Googleアナリティクスの主要機能と情報リソース
本書でよく登場した分析方法の設定
Google アナリティクスに関する情報リソース


対象者は?

ウェブサイトの集客やコンテンツを担当している方でアクセス解析に興味がある方が対象となります。アクセス解析を主業務としている(あるいは主業務にしたい)人というよりは、ウェブサイトに何かしら施策面で関わっている人向けに今回は書かせていただきました。SEOやリスティング、アフィリエイトといった形で一つの施策を掘り下げる本ではなく、様々な施策の観点を学べる内容になっているので、特に1人あるいは少人数でサイトを運営していて、複数の施策を見ないといけない人にとってはおすすめの内容となっています。


様々な分析方法や施策の紹介をしていますので、既にアクセス解析に取り組んでいらっしゃる方には参考になるところも、あるのではないでしょうか。今までの著書の中で最も「施策を実践する」という方向によった内容になりました。本書を書く上で意識したのは、「読んで満足しない」そして「分析を元にビジネスに貢献出来る」というこの2点になります。読んでいただき「これはいける!」と思ってもらえれば嬉しいです。



他の著書と何が違うの?

どれがオススメですか?と時々尋ねていただくこともあるので、簡単に過去の著書の紹介をさせていただきます。お好みにあわせて手にとっていただければ。


単著

■入門 ウェブ分析論――アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識 増補改訂版(ソフトバンククリエイティブ社)【360ページ】

アクセス解析をしっかり学ぶための著書。アクセス解析用語からGoogleアナリティクスを使った分析方法、分析結果を施策に転換し活かす方法。アクセス解析を主業務として、これから取り組む人、あるいは取り組んでいる人に向けての内容となります。今まで出した書籍の中では一番売れている本になります。中国版を鋭意作成中です(中国の出版社が)。


■ウェブ分析レポーティング講座(翔泳社)【296ページ】

分析などから得られた情報をどのようにレポートに落とし込み、報告をするかという内容に特化した一冊です。レポート作成に何かしらの取り組んでいる方にはオススメの一冊です。事前のヒアリングから、報告後のフォローアップまで沢山の事例と共に詳しく紹介しています。巻末には複数社へのインタビュー&レポートに関する記事も用意されています。刺さる層には物凄く刺さっているようです。


■クチコミページと社長ブログ、売上に貢献しているのはどちら? ~マンガでわかるウェブ分析 【200ページ】
[asin:4774153907:detail]
アクセス解析ってどんな事ができるんだろう?というのを分かりやすく説明しています。題名の通りマンガ+解説形式となっています。ペットグッズを販売するECサイトを事例にストーリーが進んでいきます。ウェブサイトの運営をこれから始める人、あるいは始めた人にむけた、アクセス解析を楽しく理解する一冊に仕上がりました。


共著

■Live! ウェブマーケティング基礎講座(翔泳社)【232ページ】

翔泳社で3年近く行われている2日間講座の「Markezine Academy」をコンパクトにまとめて一冊になります。私はアクセス解析の部分を担当しています。ウェブマーケティング全般を幅広く網羅しており、リスクマネージメントやウェブサイト構築にも触れられています。これからウェブマーケティングに関わる方にはまずは読んでいただきたい一冊です。


■Live! アクセス解析&ウェブ改善 実践講座(翔泳社)【160ページ】

アクセス解析・BtoB・BtoCのサイトの分析や、改善方法に特化した内容となっています。こちらは野口さん・渥美さんと3名による著書になります。BtoBやBtoCどちらもコンサルティングをされていたり、運用されていたりする担当者にオススメの一冊です。私の部分はともかく(笑)お二方の豊富な知見や、他では見ない考え方が私自身もとっても参考になりました。


寄稿

■アトリビューション 広告効果の考え方を根底から覆す新手法(インプレスジャパン)【192ページ】

アトリビューションという広告の間接効果を加味した分析方法や施策に関する一冊です。アトリビューションを理解するためにも、この著書を押さえておけば間違いないです!私はコラムという形で、アトリビューションの取り組みの大変さについて実体験も交えながら描かせていただきました。この分野に興味がある方は、必読です。


■デジタルマーケターが読むべき100冊+α(翔泳社)【192ページ】

私を除く錚々たるメンバーが選んデジタルマーケティングに関するおすすめの書籍を紹介している一冊です。私はアクセス解析という分野で紹介をさせていただきました。トップランナーの方々がオススメしている書籍ばかりですので、ぜひ手にとっていただき、興味がある書籍がありましたら、そこから更に広げていただければ幸いです。ちなみに私は28冊くらいしかまだ読めていません。


■デジタルマーケティング教科書 ウェブ解析士 この1冊でバッチリ! 仕事の基本と試験対策(翔泳社)【160ページ】

ウェブ解析に関する施策「ウェブ解析士」がどのようなお仕事をするのかというのをマンガと解説で紹介した一冊です。寄稿と共著の間くらい(?)で数十ページ記事を書かせていただきました。アクセス解析を学んだり活用したりしていく上で、資格など明確な目標があったほうが頑張りやすい方には、ぜひチェックしていただきたい一冊です。日本各地で講演していると、大体どこの会場でもウェブ解析士の資格を持っている方がいらっしゃり、その広がりに驚いています。


最後に

ということで、ちょっと長くなってしまいましたが、新しい書籍が発売となります。現在はアマゾンジャパン株式会社で勤務していることもあり、ぜひ宗教的な理由でAmazonが嫌いでなければ、Amazonで予約いただければ幸いです(笑)まだ発売にあわせて、何かやるか全然決まっていない(決めていない)のですが、何かはしたいなと思っております。1年以上かかって1しまい、編集者の方には迷惑をかけてしまったのですが、1年前の情報もギリギリまで最新化しているのでご安心ください!

しかし、今回は今まで以上に難産だったので、(ご依頼があるかはともかく)単著は少しお休みしたいです。共著は既に企画が動いているので、そのうち何か出る予定です。はい。いずれにせよ、私自身が実践してここ数年で学んで来たことの大半を著書に収めることが出来ました。今までの著書と同様、経年劣化しない内容にしておりますので、安心して手にとっていだければ幸いです。