共著「Live!アクセス解析ウェブ改善 実践講座」が8月29日発売となります

というわけで、件名の通り「Live!アクセス解析ウェブ改善 実践講座」が発売となります。今まで単著を3冊書いて来ましたが、こちらははじめて共著となります(寄稿などを除く)。こちらは翔泳社からの発売となり、翔泳社が運営しているメディアサイト「Markezine」を冠したイベント「LIVE!アクセス解析&Webサイト改善実践講座」の内容を中心に、私を含む3名の講師の内容がまとまった一冊となっております。

3名の著者ということで、3つのパートに分かれております。

第一部:アクセス解析とデータ分析の基礎(担当:小川

第一部は私のパートになります。見出しを5つほどピックアップしてみました

「そもそも、なぜデータを見る必要があるのでしょうか」
「ビジネス全体を見渡してゴールを設計しましょう」
「データから得られた気づきを施策に反映するまでが仕事です」
「施策の成果は必ず最後のコンバージョンまで追いましょう」
「データで人を動かせるアナリストを目指しましょう」

といった形となっています。事例も交えながらアクセス解析のデータを活用してサイトを改善していくために必要な考え方や心構えを紹介しています。また事例なども交えながら、データの分析方法や改善サイクルについても詳しく説明しています。いきなりツールから入るのではなく、まずこの内容を理解しておくことで結果的に、データから気づきを発見するスピードや、施策に繋げられる確率が上がります。アクセス解析を始めようとしている方、あるいは、独学で行っている方にはぜひチェックしていただきたい内容です。


第二部:ウェブ改善実践講座 B to C 編(担当:野口

株式会社イー・エージェンシーの野口さまが書かれたパートになります。こちらも見出しを5つほどピックアップしてみました

「『みんなで決める』選択がプロジェクトの失敗を招いているのです」
「改善プロセスの最強の武器となるABテストのコツを教えます」
「顧客から個客へ。お客様の顔、しっかり見えていますか?」
「通販サイトのおもてなしに効くのが『STRIP』フレームワークです」
「効果的なスマフォファーストでチャンスをつかみとりましょう」

といった形になっています。私とは違ったアプローチでの定量的な目標設計は私自身も参考になり、自分の業務やコンサルティング先でも取り入れてみようと思います。またABテストに関してはOptimizelyというツールを非常に丁寧に説明されている上で、考え方も多岐にわたり、ABテストに興味がある方はぜひ読んでいただきたい内容となります。フレームワークや豊富な図は皆さんのサイトでもすぐに使えるのではないでしょうか。


野口様とは2年ほど前にMarkezine Academyでお会いさせていただいてから、講座をご一緒させていただく機会が増えました。そして8月28日にも「小川卓氏による「施策に繋がる解析手法を学ぶセミナー」という内容でご一緒させていただく事になりました。定員を越えたため、受付が終了しておりますが、また9月〜10月あたりのご一緒させていただく機会がございますので、詳細は改めてご連絡させてください。


第三部:ウェブ改善実践講座 B to B 編(担当:渥美

株式会社ウィット代表の渥美さまが書かれたパートになります。こちらも見出しを5つほどピックアップしてみました

「ターゲットが今、どんな状態にあるか?踏み込んで考えてください」
「営業現場の課題を解決することが大きな成果への近道となります」
「集客やリードの価値についてしっかりソロバンを弾きましょう」
「コンテンツの力でお客様の意思決定を後押しします」
「リードタイムの壁を乗り越えて意思決定のスピードを上げていきましょう」

サイト上での取り組みのみならず、ターゲットの検討プロセスや工程、どのような事例を掲載するべきか、サイトの営業力を高めるポイントなど多岐に渡る内容を詳しく書かれています。BtoBサイトの改善方法についてのセミナーや書籍は比較的少なく、現在BtoBサイトを運用して悩んでいる方は、ぜひ読んでいただきたい箇所になります。


渥美様とも2年ほど前に、Markezine Academyでお会いしてから交流をさせていただいております。各種メディアでも話題の新しい広告の形「絶対領域広告」なども手がけており、自らビジネスを行いながらコンサルティングもされていらっしゃるので、実績や事例も豊富です。個人的には最近までプレイしていたアーケードゲームの有名なプレイヤーでインタビュー記事や本人の動画を10年ほど前から見ていたので、そういった意味でも多才な人だなと思っております(笑)


Live! アクセス解析&ウェブ改善 実践講座

Live! アクセス解析&ウェブ改善 実践講座

というわけで、書籍の紹介をさせていただきました。3人それぞれの視点から解析と改善に関するアプローチがあり、誰のどの内容を採用するかは皆様に判断いただければと思います。しかし、根本にある思いは一緒で「意図ある目標と中間数値の設計」「データを元に施策を考え、施策をデータで評価する」「実施している事を可視化してフレームワークに落とし込み」というところは3人共通だったと改めて内容を確認して思いました。

書店やオンラインショップなどに並びましたら、ぜひ手にとっていただければ幸いです!




以下、もろもろ近況


■会社のお仕事盛り沢山です。二つのコミュニティーゲームのアナリストを同時進行で行いながら分析&改善を進めております。10月くらいからこのブログで簡単にソーシャルゲームやコミュニティゲームの分析基礎講座連載などが出来ればと考えております。ニーズがあるのかはわからないのですが。。。


■単著のほうも現在鋭意執筆を進めております。私が原因で遅れておりますが、なんとか年内目指して頑張っていきたいと思います。いろいろな施策に対する分析や事例のTipsなどをまとめた一冊になる予定です


■近々、短期(4回)の連載をマイナビニュースで連載する予定です。こちらのページに掲載される予定です。ECとメルマガにポイントを絞った内容となっております


■9月〜10月は地方での講演をたくさん行ってきます。福井大阪名古屋・新潟で開催を行います。この中でも福井と新潟は初めて伺うので今から非常に楽しみです。美味しい物を沢山食べねば。


■今年の夏は本当に暑くてしんどいです。暑いのが苦手なので、最近ようやく気温が落ち着いてきて嬉しいです。なんとなくテニスはじめたい気分です(中学・高校の頃は趣味でやっていたのですが)