アナリティクスアソシエーション10年目に寄せて ~a2iへの感謝~

アナリティクスの団体「アナリティクスアソシエーション」が10年目を迎えました。

おめでとうございます!

 

a2i.jp

 

私のアナリティクス人生において、アナリティクスアソシエーションとの出会いは非常に大きいものでした。この団体そして取り組みが無ければ今の自分はいなかったでしょう。という事で、ちょっと昔を振り返って見ました。

 

 

アナリティクスアソシエーションとの出会い

2008年に発足、2009年に正式設立。私は、この正式設立のタイミングから携わらせていただきました。私自身、2008年に本ブログを初めて、アクセス解析の浸透に微力ながら貢献できればと考えておりました。

 

その時に、書いたのがこちらの記事です。

analytics.hatenadiary.com

 

こちらの記事に

 

こういう勉強会って、お互いに腹の探り合いや情報の出しにくさなどがあって、なかなか思うように進めにくいというケースがありそうなのですが、実際にデータを使って改善ポイントを探すという事で非常に実りが多そうな気がします。3/17のトライアル前後に正式リリースがされるとの事なので、楽しみです。米国だと有名なWebAnalyticsAssociationという団体があるのですが、日本でもそういった団体が出来れば非常に強力かと思います。

何か協力出来ることがあれば良いな。

 

と書いた所、現在のアナリティクスアソシエーション代表の大内さんよりご連絡をいただきました。

 

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※掲載許可を大内さんにいただきました

 

というわけでお会いさせていただき、スタッフとして参加させていただく事になりました。実は初めてアクセス解析関連のオフ会でした。非常に緊張していた事を覚えています(当時、まだ30歳でした。。。)。しかしその時の内容や夢にとても共感し、参加したいという思いをお伝えしました。

 

 

そして参加する事が決まった時に書いた記事が以下です。

analytics.hatenadiary.com

 

上記、記事より

また、今回の立ち上げにあたり、「アクセス解析に関する評議会、立ち上げへ」という記事を公開した際、「「アクセス解析に関する評議会、立ち上げへ」(電脳技術者覚書」より)」で取り上げていただきましたリアルアクセス解析の小川卓氏も駆けつけていただき、今後の活動にご協力いただけることになりました。
設立メンバーの誰かと面識があったわけではなく、ブロゴスフィアでこうした出会いが生まれたことに驚きを覚え、アクセスも少ない弱小ブログが貢献できたことに喜びを覚えます。ブログってすごい!

 

きっかけをいただいた荒井さんに感謝です!

 

 

アナリティクスアソシエーションでの出会い

アナリティクスアソシエーションのおかげで沢山のウェブアナリストの皆様と知り合うことが出来、多くのきっかけもいただきました。

 

私自身の「初めて」の社外での講演はアナリティクスアナリティクスのおかげです。日経ネットマーケティング 実線セミナー@2009/07/31での座談会登壇でした。大内さん・衣袋さん・Googleの小杉さん、そして何故か私という、私以外豪華メンバーでした。

 

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その後もウェブコンテンツに携わったり(そういえば今はないですが、Q&Aの掲示板とかありましたね)、セミナーで登壇したり、交流会に参加したりと長いお付き合いを続けております。

 

このような活動のおかげで興味を持っていただく機会が増え、その後の連載・書籍・セミナーなどに繋がっていく大きなきっかけとなりました。

 

 

3回のアナリティクスサミットに関して

記念サイトも記載されておりますが、合計11回の登壇をさせていただきました。その中でも特に印象的なのが2010年から年1回行われている、アナリティクスの大きな1dayイベントの「アナリティクスサミット」です。

 

2017年も4月20日に開催されます(受付は終了しています)

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私は合計3回(2010年・2013年・2016年)登壇をさせていただきました。私の人生において重要な節目での講演でした。どれも非常に印象に残っており、ちょっと振り返ってみようと思います。

 

1回目(2010年)

2010年は「リクルートの小川」としての登壇でした。社内にアクセス解析を浸透させるための取り組みを行っており、その集大成を発表することができました。当時話題になった、ぐりぐり動くプレゼンテーションサービス「Prezi」を使って発表した事も印象に残っています。「面白いけど、酔う」というアンケートの声を未だに覚えています(笑)

 

資料は公開されているので、酔ってみたい方はどうぞ!

いかんせん7年以上前なので情報のふるさや正確さはに関してはご勘弁を。

prezi.com

 

丁度、解析の浸透をやりきった頃の発表でした、その後2010年4月から自分でも分析をしたいという思いが強まり、社内異動でSUUMOのウェブアナリストになりました。

 

2回目(2013年)

2013年は「サイバーエージェントの小川」としての登壇でした。私の上長である古賀と、担当サービスのプロデューサーである岡山にも登壇してもらいました。サイバー絵ジェントでの自社ログやGoogle アナリティクスを使った分析の取り組みに関して紹介をいたしました。ウェブサイトの分析とはちょっと違った観点でお話ができ、毛色がちょっと違った話をできました。

 

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ECサイトやBtoBサイト以外でも分析って行われていて、このような分析ってウェブサイトにも活かせるのでは?ということでこのようなテーマにした記憶があります。私自身、この時の学びが今のしごとや施策案出しに活きていることを常に実感しています。

 

3回目(2016年)

3回目の登壇は2016年でした。2015年にフリーになり、様々な仕事をしています。その1つとして「UNCOVER TRUTH」のChief Analytics Officerの活動があります。UNCOVER TRUTHのアナリストとして、クレディセゾン様との取り組み事例を発表する機会をいただきました。プロジェクト責任者であるクレディセゾン吉澤様との登壇です。

 

クレディセゾンでコンセプトダイアグラムを活用し、リニューアルのための分析と提案をどのように行ったかという6ヶ月プロジェクトの総まとめでした。

 

「クライアント様との登壇」「コンセプトダイアグラムの事例共有」という自分にとっては新しいチャレンジで、このような形でお披露目出来たことがとても嬉しかったです。その後サイトは無事にリニューアルも行われました。

 

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アナリティクスサミットは準備も大変ですし、非常に大勢の皆様の前でお話させていただくので(毎回数百名の方に参加いただいています)良い意味では緊張します。また毎回初めて話す内容を取り上げるので、評価も気になります。

 

しかし、取り組みを発表出来るまたとない機会なので、(終わった後は)登壇させていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

 

  

交流会参加のススメ!

私にとって大きなきっかけをくれたアナリティクスアソシエーションですが、年に数回「交流会」が行われています。この交流会はウェブアナリティクスに関わっている方でしたら、ぜひ参加して欲しい会です!

 

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ウェブアナリティクスに携わっている方が多く集まり、情報交換や共通の悩み話し合える機会です。社内にいるといいにくい、相談しにくい、というかそもそも相談相手がいないという事はないでしょうか?

 

交流会はまさにそういった事を話し合える貴重な場です。この会をきっかけに悩みが解決したり、新しい仕事が生まれたり、そういった事もよく起きています。私もほぼ毎回参加していますー。セミナー参加もぜひぜひ!という感じですが、まずは交流会に参加した事が無い方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?(記事執筆時点ではまだ次回開催は未定のようですが)。

 

 

とりあえず会員になっておこう!

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アナリティクスアソシエーションでは3種類の会員種別があります。「無料会員」「有料個人会員」「法人会員」です。違いはリンク先を見ていただければと思いますが、無料会員になっていない方は登録を強く推奨します!解析の最新の情報やイベント案内が行われ、ウェブアナリティクス業界の今を知ることができます。毎週のコラムもオススメです!

 

有料個人会員はセミナーの優先参加や割引等もあります。しかし人数を増やしすぎると有料会員会員への価値をお返し出来ないため、年数回の募集となっております。毎回任人気で割とすぐに埋まっている印象です。次回は7月の募集だそうです!

 

 

アナリティクスアソシエーションへの感謝

 改めて思うのは、自分はアナリティクスアソシエーションに育ててもらったなという事実です。ブログで発した一言から繋がっていきスタッフとして参加させてもらい、沢山の機会をいただきました。

 

アナリティクスアソシエーションが無かったら、この業界は今とは違った状態になっていた可能性もあります。記念サイトで事務局長の衣袋さんが

 

問題を多く抱えた業界だとは思わないので、業界団体が率先して解決しなければならない問題は少ないと思いますが、この10年を契機として、また積極的に問題提起と何らかのアウトプットをしていくモチベーションが湧きつつあるところです。

 

 と書かれていますが「問題を多く抱えた業界だとは思わない」状態であることが、アナリティクスアソシエーションの大きな功績ではないでしょうか。

 

 

今後も様々な形で、微力ながら業界の発展に私も貢献できればと考えております。

改めて10周年おめでとうございます、そしてありがとうございます。

 

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