筆者がオススメする15個の「ウェブ分析」関連のプレゼンテーション@ Slideshare

Slideshareとはアクセス解析からソーシャルメディアの分析まで数多くの資料が公開されています。普段からいろいろ読んでいるのですが、その中でもオススメのプレゼンテーション資料を15個ピックアップしましたので、紹介いたします。英語8個・日本語7個選んでいます。特に日本語の方でオススメしている資料は実際にその講演内容もオフラインで聞いたことがあるものばかりで、非常に役立つスライドばかりです。


ウェブサイトの分析に関わっている全ての方に読んでいただきたい内容ばかりですので、ぜひ目を通してみてください。それでは<日本語編>から紹介いたします。

<日本語編>

【1】Concept Diagram Workshop

SiteCataylstユーザー会「eVar7」の代表をされているウェブアナリスト清水 誠さんが、同ユーザー会の分科会で発表された「コンセプトダイアグラム」に関する具体的な実践法を紹介しています。ウェブサイトの分析を行う前にかならず作成しておきたい「コンセプトダイアグラム」。筆者もワークショップなどで利用させていただいております。豊富なダイアグラムの事例も確認出来ますし、まだチャレンジしたことが無い方はぜひ読んで、自サイトでも挑戦してみましょう。


【2】eVar7 UX4KPI_web担当者forum_part1.2

同じく「eVar7」で開催されていた分科会「UX4KPI」のプレゼン資料です。メディックスの於保さんによる発表で紹介されました。ウェブマーケティングに関する情報サイト「Web担当者フォーラム」のコンセプトダイアグラムと設定するべきKPIについて、ディスカッションの過程を確認する事ができます。このようにKPIは設定されていくのか…という事を具体的に説明してくれるこの資料は、KPI設計(特にメディアサイトの設計)に悩んでいる方は必ずみておきたい資料です。

【3】『個客』 視点の行動分析がウェブビジネスを変える!

アクセス解析ツール「Comfy Analytics」などを提供されているコンフォートマーケティング内野さんによるプレゼン資料です。日本での最大級のアクセス解析イベント「アクセス解析サミット 2011」で講演された内容がベースとなっています。多くのアクセス解析ツールでは分析できないユーザー単位の分析を、独自ツールを利用して行った結果を数多く紹介しています。普段はこのレベルまで行なうことは難しいとは思うものの、このレベルまで分析する事によって得られる事実に驚かされます。そして話はウェブマーケティングの体制にまで及び、読み応えのあるスライドになっています。


【4】「アクセス解析サミット2011」ECナビ ウェブ最適化の取り組み ABテストから会社が動いた

同じく「アクセス解析サミット 2011」からECナビの春元さんによる講演になります。タイトルにある通り、「ABテスト」そして「会社を動かす」という視点から実際に取り組まれた内容が詳細に説明されています。興味はあるけどなかなか「ABテスト」に取り組めていなかった方は、こちらの資料を通じて、その先にまっている世界をぜひ覗いてみてください。

【5】大規模サイトにおけるGoogleアナリティクス導入から成果まで

DMM.com Laboに所属されている、石本さん作成のプレゼン資料です。CSS Niteで講演された資料になります。デザイナーの観点からDMM.comのウェブサイトをGoogleアナリティクスを使って改善する事例を具体的に紹介されています。分かりやすいスライドが特徴的です。取り組まれた事例は皆さんのサイトでも有効活用出来るかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。


【6】アクセス解析思考の磨き方

そして同じくCSS Niteからの講演資料になります。こちらはCinciの、いちしま泰樹さんによる講演です。アクセス解析の考え方を丁寧に分かりやすく説明されています。「アクセス解析を行なう理由」「サイトの目的とゴールを整理する『OGSMシート』」「ターゲットを意識した分析」など、アクセス解析を始める方 あるいは 初心者の方に説明される方には必ずチェックしておいて内容が盛り沢山です。



【7】アトリビューションのLandScape

私のスライドです。こちらは最近話題の「アトリビューション」について、その意味から、活用STEP、米国での事例も交えながら紹介しています。今のところSlideshareで日本語での「アトリビューション」に関するスライドが見当たらなかったので、興味がある方あるいは既に携わっている方には、オススメです。



それでは<英語編>も確認してみましょう。

英語編

【8】The Science of Analytics

ウェブサイトにおける様々な疑問をどういうデータや実験を通して解決していくかという様々な手法やKPIを紹介しています。


【9】Advanced Google Analytics #SearchFest

Google Analyticsの「カスタム変数」「カスタムレポート」「マルチチャネル」などの機能をどのように有効活用するかの紹介。2012年2月のプレゼンテーション資料なので、最新版に対応しています!


【10】Google Website Optimizer in Obama Landing Pages

オバマ大統領の選挙サイトでどのようにA/BテストツールであるGoogle Website Optimizerを活用したかの資料。後半のCarrot Sticks社のテスト&実装方針も参考になります。

【11】Cart Abandonment Email Marketing

Cart Abandonment Email Marketing
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カートで離脱した人に対してのメールマーケティング手法。実施する上での21の疑問に回答しています。解析ツールはSiteCatalystを中心に解説されています。

【12】Marrying Web Analytics and User Experience

アクセス解析を行なう人とユーザーエクスペリエンスの評価を行う人、それぞれの改善アプローチ、そしてお互いをより理解するためにどのような事を理解すればよいかを紹介しています。

Web Analytics: What はわかるけど Why はわからない
User Exprience: Why はわかるけど What はわからない


【13】The Anatomy of the Perfect Landing Page

ランディングページ最適化に関する盛り沢山の資料。具体例からヒートマップなども利用した分析方法まで幅広く、分かりやすく取り上げています。


【14】What Is Communilytics? : A community analytics funnel in practice

ソーシャルメディアでの発言から成果への貢献をどのように分析するかという内容になっています。P.88の図を理解する事が最大の目的かと思います。


【15】Social Media ROI

こちらはソーシャルメディアの発言というよりは、見るべき指標や考え方について紹介してくれます。ページ数も短く読みやすい内容となっています。



というわけで、今回は15種類のプレゼン資料を紹介いたしました。皆様が普段見ている あるいは オススメしたいスライドがございましたら、ぜひ教えてくださいな。