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高性能で自由度が高い「SiteTracker8」を使ってみた

ツール

様々なアクセス解析を紹介している「リアルアクセス解析」ですが、今回紹介するのは非常に自由度が高いアクセス解析サービスである「SiteTracker8」になります。こちらを試用させていただきましたので、そのレポートを書いてみようと思います。

注意:
1)ツールの使用時間は20時間ほどです。一部の機能や設定を見逃している可能性があります。

2)過去のツール紹介記事と同様「広告記事」ではありません*1

SiteTracker8の概要

SiteTracker8は、サーバーログ(PC/Mobile)あるいはタグ型(PC)両方に対応したアクセス解析サービスです。ASPサービスではなくソフトウェアをインストールし、ログを都度読み込んで、それを分析する形になります。分析するインタフェースはWebブラウザ経由になります。料金プランは少し複雑なのですが、237,600円/プロファイルから開始いたします。詳細はこちらをご覧下さい。



ここからはSiteTracker8の機能を紹介していきます。

SiteTracker8の自由度を象徴する「ディスカバリーパネル」

今見ているデータに指標を追加したり、特定の条件を元に絞り込んだり、データの1つの項目を更に複数回分解したり…そういう深い分析をしたいと思った事はありますか?「ディスカバリーパネル」はその全てに答えてくれ、複合的に使える非常に強力な機能です。


個人的にはこの機能がSiteTracker8の一番の強みであり、他のツールとの差別化が行われている部分だと思います。では、その内容を見てましょう。



以下はサイト全体のPV数です。右側に表示されている3つのメニューが「ディスカバリーパネル」になります。


まずは「フィルタ」のメニュー。ここはデータを絞り込むために使う機能です。GoogleAnalyticsのアドバンスドセグメントに近いですが、SiteTracker8ではレポートに直接ドラッグ&ドロップする事により、簡単に絞り込みができます。というわけで、「新規訪問」でまずは絞り込みをしてみました。

次は「メトリックス」いわゆる指標の追加です。左側に表示されている表に指標をいくつも追加する事ができます。成果ページの追加、計算指標の追加などはここから自由に行えます。というわけで、先ほどフィルタしたレポートにたいして、いくつか指標を追加してみました。


最後に「ディメンション」こちらはツールによっては「ドリルダウン」とも呼ばれる機能で、項目の内訳を見る機能です。複数のディメンションを設定する事が可能で、細かいドリルダウンが出来ます。ここでは別のレポートにいくつかディメンションを追加してみました。

見ての通り、3つの分析ニーズを複合的に満たすことが出来る非常にパワフルなツールです。また各メニューはデフォルトで項目が用意されていますが、設定画面から自由に指標を追加する事も出来ます。


見たいレポートを質問形式で表示してくれる「ASK SiteTracker」

日本語でこういうレポートを見たい!というのを表示してくれる機能です。以下の画面を見て頂いた方がわかりやすいかも。

上記のような形で、「こういうレポートが見たい」というのを選択すると、そのレポートが表示されるという仕組みです。数十個ほどセットされているのですが、自分でも質問とその回答となるカスタマイズされたレポートを作成する事が出来るので、よく見るレポートをセットしたり、複数人ツールを使う場合などに非常に便利です。上手く運用にのせる事が出来れば、便利な機能だと思います。


なかなか他社のツールではこういった機能は見ないのですが、ハイエンドのツールには搭載されても良い機能なのでは?と思いました。


自由にレポートを設定出来る「レポートデザイナ」

多くのアクセス解析サービスは、用意されたレポートから自分が見たいレポートを選んで、そこから少しカスタマイズ出来るというレベルですが、SiteTracker8では自由にレポートを作ることが出来ます。以下のような「レポートデザイナ」画面から必要な項目や条件を設定する事によって好きなレポートを作ることが出来ます。

見ての通り、非常に設定項目も多く最初はいろいろ試してみないと、どういうレポートが出てくるかわかりません。そういった意味で、このツールの機能や仕様を理解してから初めて使える機能ですが、この機能も非常にこのツール特有の機能で、使いこなせればかなり自分が望むレポートが作られるのでは?と感じました。私は残念ながら、まだそこまではたどり着けませんでした(笑)


一つのレポートで比較可能な「期間比較レポート」と「AB比較レポート」

いくつかのアクセス解析サービスに導入されていますが、SiteTracker8でも違う期間のデータを一つのグラフや表で比較を行う事が可能です。さらに、ふたつの条件(例:新規vsリピート)での比較も可能です。

ディスカバリーパネル同様、複数条件での比較も行う事が可能で、非常に使い勝手が良い機能となっています。


参照元に対して「ディメンション」でキーワードを追加した上で、新規訪問・リピート訪問の比較をしています。


その他に気に入ったポイント

箇条書きで、その他に気に入った部分を紹介いたします。

・グラフや表を右クリックして、ドリルダウンができる「Drill Anywhere」は使い勝手が高い


・用意されていれるレポートの表示速度が全体的に早い。新規に条件設定したものは多少時間がかかりますが、気になるようなレベルではありませんでした。


・外部データの取り込みが可能。今回は実践しませんでしたが、顧客DBのような情報も取り込んで分析する事が可能です。


・オーバーレイビュワーというサイト上にレイヤーをかぶせて(ヒートマップのような感じで)クリックがよくされているところを表示する事が可能です。クリック以外にもコンバージョンに貢献したクリックを見ることも可能です。



・ツリー構造の遷移図が見やすい。

改善の余地があるポイント

非常に高機能かつ自由度が高いサービスなのですが、気になる点はいくつかありました。ですので、改善点という形でいくつかその気になる部分を列挙してみます。

ユーザーインタフェースが気になる

似たような画面が連続して出てきたり、自分が設定のどこのプロセスまで来ているか?というのがわかりづらい部分が設定画面を中心にいくつかありました。似たような構成の画面が連続して続くと、本当に正しく出来ているのか?というのが不安になります。また設定項目を中心に、一つの設定を行うのにクリック数が多い部分がきになりました。見せ方で改善出来る部分かと思いますので、もう少しわかりやすくなったらなぁと思いました。

ヘルプ機能の充実を

多くのアクセス解析サービスの課題ではあると思うのですが、ヘルプに関してはもう少し力を入れて欲しいと感じました。メニューに出てくるSiteTracker8独自の用語(スティッキーフィルター)がヘルプで検索しても出てこないというケースがありました。また設定画面に関しては、特に独自の用語や設定の仕方があり、混乱してしまう部分もありました。高機能と使いやすさは両立出来るかと思いますので、なかなか優先度が上がりにくい部分ですが、改善されればと感じました。

そのほか細かい部分

導線分析のレポートがデフォルトのメニューで用意されておらず、設定画面やレポートデザイナを使わないと表示出来なかったのは気になりました。何かと便利な機能なので、デフォルトで表示出来るといいなぁと思いました。

後は非常に便利な「ディスカバリーパネル」ですが、設定を一個するたびに、再計算を行ってしまいます。複数条件を設定してから「再計算」ボタンを押せたら手間が少し減らせそうです(その分計算時間は長くなってしまうので、一長一短ですが)


多くの気になる部分はインタフェース部分ですので、今後修正がされていく事を期待しています。


まとめ

今までみてきたアクセス解析サービスのなかでもトップクラスの機能と自由度を備えているツールでした。見たい内容を作り込んでいけるので、セグメンテーションや細かい分析をするには最適なツールです。いろいろなアクセス解析サービスを使っていると、ついつい高機能を求めてしまうので、そういった意味では自分にとっては非常に便利なツールだと感じました。


ただツールとしての難易度は高いです。少なくとも初めてアクセス解析サービスを選択する時に、SiteTracker8を使ってしまうとその自由度を持てあましてしまう可能性が高いです。まずは他の無料サービスやツールを使った上で、その内容に対して不満を感じたとき。その時には、SiteTracker8は非常に有力な選択肢になると思います。


現状のサービスの機能に不満を感じている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

製品サイト

SiteTracker8


*1:当ブログではアクセス解析サービスの広告記事は受けておりません