ADTECH メモ

アクセス解析に全く関係ない内容です

1日目に参加してきたので、その内容のメモです。自分にとって印象に残った言葉や事実だけを羅列しています。参加した内容は以下の通り。

キーノートプレゼンテーション: マーケティングの未来像 デジタルによる広告の転換期
キーノートプレゼンテーション: 変化する経済環境におけるデジタル広告の未来
革新的ブランドビルディング
動画配信: コンバージェンスと広告モデル
ブログ マネタイジング
アドバゲーミングにおけるブランド認知と効果
デジタルメディアを活用した総合型マーケティングキャンペーン事例 -UNIQLO-
詳細はこちら

キーノートプレゼンテーション: マーケティングの未来像 デジタルによる広告の転換期

デジタルマーケティングにフォーカスするべき5つの理由

消費者がデジタルになっている
今が正しいリスクをとるべき
デジタルはマーケティングファネル全体に影響を与える
消費者はお互いを信じる
短期的な投資で長期的な成功を得られる


Q.新しい事をやりたいけど、会社でそれを通すのが難しい。
A.世界中でも同じ。1つの商品、小さく始める。若いカスタマーだけにターゲットするとか。測定も大切にする。大きなインパクトはない分、マネジメント層に許可もらいやすい。結果出したら、それを大きいところに持っていきやすい。


オフィシャルメディアとそれ以外をちゃんと区別しておく必要がある。記事にコメントは誰でも書けるが、「事実」と「意見」は区分けしておく必要がある。

キーノートプレゼンテーション: 変化する経済環境におけるデジタル広告の未来

20年前は300広告/週を見ていた。5年前は3000広告/日と増えた。12年前はオンライン広告は夢にあふれていた。そのときはテクノロジーがおいついていなかった。今はテクノロジーが追いついてきている。


1すべてのコンテンツがデジタルになる。
2新たなスクリーン&デバイス
3より少ない広告、より豊かな音楽
4ソフトウェアによって解放されているクリエイティブ


広告が多すぎるので、これ以上声をあげたり、広告を押し込むのが難しい。ターゲッティングした広告にうつっていく必要がある。ユーザーは無意識に広告を無視している。広告のフォーマットはぜんぜん変わっていない。テレビという箱で作る。バナーのサイズも決まっている。ビデオも似たり寄ったり。クリエティビティが阻害されている。


Bingはサーチエンジンではなく、Decision Engineを目指している。検索エンジンの結果はイエローページのようなもの。


アカウタビリティの構築
統合されたレポーティング。統合された測定基準。統合されたツール群。


オンラインキャンペーンをやる事が難しすぎる。コンテンツやユーザーエクスピリアンスに注力してほしいが、効果測定や分析などが難しい。技術的な理解や活用も難しい。どういった広告内容、それらの組み合わせで効果が高かったものが知りたい。こういったレシピを持ってい会社が儲かるだろう。


メディア・クリエイティブだけではなく、「分析」ができる人たちが必要。If we follow our custmers, we will succeed.


革新的ブランドビルディング

Whattheflip.comカメラを100台配る。そのコンテンツを元にテレビコンテンツを作るというこころみ
YouTube発のカーネギーホールでの演奏会。You Tubeでオーディションして人を集めて演奏会をやった。Googleの例*1Googleの選挙の例。


消費者としてみたら、みんな広告って興味ないよね?広告の反対を作るとしたら?

ハンバーガーのにおいをするような香水をバーガーキングが作った。$3.99でオンラインやいくつかのドラッグストアで売ったところ、すぐに売り切れた。利益を生む仕組みの広告を考える必要がある。


簡単と思われるのは非常に大事。なぜなら難しくすることは簡単だから。Simplicity is Difficult。
Simple Easy と Fundamentalの違い。


One prefect search result. One perfect ad.(by Eric Shmidt)


どういう世界が理想か?消費者が広告を見ているとき、広告を見ているという意識がない事が広告が上手くいっている時なのではないだろうか?


動画配信: コンバージェンスと広告モデル

米国では動画関連のオンライン広告は全体の10%。オンライン動画とテレビを比較する事ではなく、ターゲットがそもそも違う。テレビと動画を見ている年齢層や性別は違う。

テレビと違いfrequencyをコントロールする事ができる。テレビ側はコンテンツを有料配信としたい。モバイルは有料でコンテンツを配信し、コントロールしやすいので、テレビ側としてはやりやすい。


ブログ マネタイジング

企業から見た「マネタイジング」

ドロリッチの例@ブログウォッチャー


アメブロPVの30ー40%が芸能人系ブログ
ブログの「ネタ」としてキーワードを提供するときに、スポンサード文言を入れる。

高額商品ちょっとニッチな商品ブログマーケティングは向いているのでは?最後の一押しに使う。あるいはちょっと新しかったりして手が出にくい物など。


愛を持っている書ける商品なのか?一ユーザーとして覚悟を捨てられるか?そうなれば、コミュニティの一員として認めてくれるし、ものすごく参考になる。


スポンサードされている記事である事がわかるのが大切。

アメブロPVの件に関しては、公式見解を近々出すらしいですよ(個人的に聞いたのでなんの保証もないですが)

そういえば初めて徳力さんに挨拶した。

アドバゲーミングにおけるブランド認知と効果

20%がオンラインゲームを利用(1500万)@日本

クライアントのコンテンツを使ってゲームを作るという形のアドバゲーミングもある。ゲーム内広告だけではない。


今後
GPSローケーショゲーム
マルチプレイ
ソーシャルプレイヤー
ゲームとマーケティングの融合(境界線が見えにくくなる)
iPhoneエフェクト(モバイルでの活用やニーズがどんどん競争して、よりよいものができてくる)


プーペガールの話

 ルイヴィトンがわずか8万人のサイトと組んだ二つの理由

1)強固なセグメント(98%が女性 20代が中心)
2)クオリティに非常にこだわた
  2次元で再現できるのか?という疑問に対して。10倍まで拡大ができる。実際のかばんと同じステッチの数。

4%が実際に商品を購入したという回答。


デジタルメディアを活用した総合型マーケティングキャンペーン事例 -UNIQLO-

理屈・理念・想像力<実践・実行力

企画から実施まで1年間かかった(UNICLOCK)。練るところは時間かかっても、すぐに決定に持っていくことが大切。そのための決裁プロセスの簡易化。


日本のメディアは販促が多いのでは?時間軸が抜けている。UNICLOCKは3年間くらい継続的にコンテンツを変えていく。1ヶ月1000万、3年で3.5億見られるみたいな事はある。時間軸を持つことが大切


情報がユーザーに到達する=強いファクトがないとダメ
「革新的な商品」「有名なタレント」=強い事実 しかし必ずでもそうでない事も多い。

流通させるための事実のコミュニケーション(特徴)が必要。Webって流通かつ定着する媒体。ユニクロ+CLOCK=ユニクロック


UNICLOCKのROIはどうかときかれるが、具体的な金銭はそもそも持っていない。どちらかというと、グローバルブランディングという目的で考えると、どれくらい流通したのか、どれくらい見られたのか、どこに定着した?というのが効果指標。どれくらいの人がユニクロを知ったか?特に海外で展開する時に重要。それが出店する時に非常に有利。


費用としての広告

資産としての広告
という考え方


世界一位になりたいという夢があり、それを発信。世界一とクリエーターと進めたいという事を伝えていけば、自然と集まってくるという部分もある。会社が二人だろうが、数千人だろうが関係ない。バックグラウンド関係ない。その中の「クリエーター」がどういう人で誰かが大切。ユニクロがかつてのソニーナイキAppleのようになりたいという定義をする。優秀なクリエーターが群をなしてやってくるような状態とか。世界の広告賞をとってどんどん露出するとか。


ユニクロは何か?というのをちゃんと書いておく。商品がどうこう?じゃなくて、どこにチャレンジをしようとしているか?なにに向かおうとしているか?が大切。エンターテイメント型の企業紹介を国境を越えて行う。

*1:オンラインでオーケストラメンバー集めて演奏会。5年前に自分も代表にやった「2ちゃんねる第九プロジェクト」に似ているな〜と思いました。詳細はこちら