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アクセス解析:訪問回数(セッション数)

WebAnalyticsAssociationによって定義されている、アクセス解析用語の意味と注意点を不定期に紹介していきます。今回はその中で訪問回数(セッション数)を取り上げます。


ちなみに定義されている項目は以下の通りです。*1過去に紹介した項目に関してはリンクを貼っておきましたので、興味がある方はぜひあわせてご覧ください。

ページ
ページビュー(PV)
訪問回数(セッション数)
訪問者数(ユニークユーザー数)
イベント
進入ページ
ランディングページ
退出ページ
滞在時間
リファラー
ページリファラ
セッションリファラ
ビジターリファラー(初回リファラー)
クリックスルー
クリックスルーレート(CTR)
新規ユーザー
再訪問ユーザー
リピートユーザー(リピーター)
ユーザーあたりの訪問回数
前回来訪
来訪頻度
離脱率
直帰数
直帰率
訪問あたりの閲覧PV数
コンバージョン
コンバージョンレート(CVR)
ヒット(サーバーリクエスト/コール)
インプレッション


さて、訪問回数(セッション数)ですが、いろいろな定義を見てきたり、伝えてきたりしている中、一番しっくりくるのは以下の内容です。

一人のユーザーがサイトに訪れてから退出するまでの一連の動き(=クリックストリーム)の数

つまり、誰かがあなたのサイトを訪れたら訪問回数は1つ。その後複数ページを見て離脱するまではずっと訪問回数は1。また新しくサイトに訪れたら訪問回数は1つ増えます。もちろん1回の訪問で閲覧するページ数は1つだけかもしれないし、それ以上の可能性もあります。では、この説明にある「また新しく」とはどういう風に定義されているのでしょうか?これはアクセス解析ツールによって設定を変えることも可能なので、一概には言えませんが、一番良く定義され推奨されているのが


同一ユーザーのサイト内でのページ間の遷移が30分を超えると新しいセッション(新しい訪問カウント)になる。


もうちょっと定義をしっかりすると、
「同一ユーザー」=これは何を持って定義しているかというとPCではほとんどのツールCookieを使っています。アクセス解析ツールが発行したCookieの中にその端末を識別するためのユニークな番号があり、それが同一であれば同一ユーザーとしてみなすという物です。なのでブラウザ側の設定でCookieを拒否していたり、それ以前にタグのプログラム言語であるJavaScriptを拒否していたりする場合はセッションをつなぐ事が出来ません。モバイルに関しては端末識別番号という物を使っています。端末識別番号に関しては、詳細な記事を以前書いているので興味がある方はご覧ください。

「サイト内」=「同一サイトとして定義されている計測可能で集計対象除外となっていない箇所」になります。つまり計測タグが正しく入っていれば、違うドメイン間だろうが、FLASH内の遷移だろうが、該当サイト内として扱います。

「ページ間の遷移」=計測データが飛ぶ箇所から飛ぶ箇所への遷移になり、こちらも上記同様、FLASHだろうがPDFのダウンロードだろうが、ちゃんと計測データが飛べば、それはページとしてアクセス解析上では(設定でそう指定していない限りは)計測されます。

「30分を超えると」=ここはツールによって設定は変えられるのですが、ほとんどのツールでは30分がデフォルト設定であり、推奨値になっています。ただしこの場合、気をつけないといけないのが、遷移に30分以上かかると想定されるようなページがサイト内にある(履歴書、ブログの記事など大量の記事を入力する必要があるページなど)の場合はセッションが切れてしまいます。これはコンバージョンレートの数字に大きく影響してきます。


最後に、訪問回数に関するいくつかのQ&Aを記載いたします。あくまでも内容は一般的な設定による物なので、確証を取るためにはアクセス解析ツールを提供しているベンダーへの最終確認をよろしくお願いいたします。



Q1.ページA→Google→ページB と遷移した場合で、ページAからページBへの遷移時間が30分以内の場合は訪問回数はどうなるの?

A1.1訪問回数になります。定義の通り「30分以内」の遷移であれば、その間にサイト外のページが挟まれてもセッションは繋がります。通常の方法では、アクセス解析側でサイト外に離脱したという事がわからないためこのような形になります。


Q2.ページA→パソコンあるいはブラウザを閉じる→再度起動→ページB と遷移した場合で、ページAからページBへの遷移時間が30分以内の場合は訪問回数はどうなるの?

A2.1訪問回数になります。理由についてはA1と同じです。


Q3.ページA(1月1日23時59分)→ページB(1月2日0時1分)の時、1月1日及び1月2日、また期間指定して1月1日〜1月2日の場合の訪問回数はそれぞれどうなるの?

A3. 1月1日=1訪問回数 1月2日=1訪問回数 1月1日〜2日=2訪問回数になります。セッションが日をまたぐ場合はまたいだ瞬間を境に別の訪問回数としてカウントされます。期間指定をした時はそれぞれ別の訪問として数えられているので、それらの合計になります。*2


Q4.Cookieなどをブラウザが許可していない場合、あるいはモバイルで端末識別番号が取得出来なかったりする場合、ページA→ページB→ページCと遷移したときの訪問回数はそれぞれどうなるの?

A4.合計で3訪問回数になります。セッションがつなげない場合は、訪問回数=PV数となります。

*1:詳細は見たい方はhttp://www.webanalyticsassociation.org/attachments/committees/5/WAA_Web_Analytics_Definitions_20080922_For_Public_Comment.pdfのURLからpdfファイルをダウンロードできます

*2:今回の訪問回数とは関係有りませんが、PV数、閲覧ページ数、進入・離脱ページなども日ごとに分けられ、リファラーや検索ワードなども変わります