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検索エンジンの『ディレクトリ検索』からの流入調査 〜主要9検索ポータルのディレクトリ検索のありかとその流入比率〜

分析手法

90年代後半及び2000年代前半は、いかにYahoo!のディレクトリに登録が認められるか。それがサイトへの流入量を大きく影響する時代がありました。しかし時代は進み2008年になり、検索ワードでの検索が主流となりました。この記事を読んでいる方で、ここ1年でディレクトリ検索を使われた方はいますか?今のYahoo!のTOPページからどうやってディレクトリ検索のページにアクセス出来るかご存じですか?


本記事では、日本で良く使われている9つの検索サイトに関して、
1)ディレクトリ検索のありか
2)ワード検索とディレクトリ検索経由の流入比率
を比較してみました。

前提条件

・ディレクトリ検索のありかは、検索ボックスにワードを入れずにディレクトリまでたどり着ける最短の手順を紹介しています。
・ワード検索はワード検索のみしか含まず、イメージ・動画等のその他検索エンジンは対象外となっています。
・対象サイトは会社で管理しているサイトを3つピックアップし、一定期間のワード及びディレクトリ検索での流入数を調べています。


Yahoo!

ディレクトリ検索のありか(難易度:★)
右上の「カテゴリ一覧」をクリックすると表示されます。

キーワード及びディレクトリ検索の流入数
サイトA:キーワード検索316,008 ディレクトリ検索3,054
サイトB:キーワード検索1,124,538 ディレクトリ検索19,215
サイトC:キーワード検索379,416 ディレクトリ検索2,748



Google

ディレクトリ検索のありか(難易度:★★)
検索ページ下部の「サービス一覧」を選択

検索サービス列の上から5番目にある「ディレクトリ」を選択すると表示されます。

キーワード及びディレクトリ検索の流入数
サイトA:キーワード検索218,974 ディレクトリ検索34
サイトB:キーワード検索598,586 ディレクトリ検索0
サイトC:キーワード検索90,124 ディレクトリ検索2



MSN

ディレクトリ検索のありか
ディレクトリ検索は存在しません。


Biglobe

ディレクトリ検索のありか(難易度:★★★)
検索エリア右側にある「もっと検索!<サーチ広場>」を選択

検索ボックスの上にある「登録サイト」のリンクを選択すると表示されます。

キーワード及びディレクトリ検索の流入数
サイトA:キーワード検索19,021 ディレクトリ検索49
サイトB:キーワード検索30,215 ディレクトリ検索26
サイトC:キーワード検索17,425 ディレクトリ検索1


Excite

ディレクトリ検索のありか(難易度:★★)
TOPページ右下部にある「カテゴリ」を選択すると表示されます。

〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜

キーワード及びディレクトリ検索の流入数
サイトA:キーワード検索30,215 ディレクトリ検索26
サイトB:キーワード検索6,125 ディレクトリ検索0
サイトC:キーワード検索808 ディレクトリ検索0



Goo

ディレクトリ検索のありか(難易度:★★★★)
TOPページ検索ボックスの上にある「more>>」を選択

出てきた検索ページの下部にある「カテゴリ検索」を選択すると表示されます。

〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜

キーワード及びディレクトリ検索の流入数
サイトA:キーワード検索10,167 ディレクトリ検索10
サイトB:キーワード検索23,194 ディレクトリ検索75
サイトC:キーワード検索6,547 ディレクトリ検索0



Infoseek

ディレクトリ検索のありか(難易度:★★★★)
検索ボックス右側にある「>>詳しい検索」を選択

ハイブリッド検索ページの「みんなのお気に入り」を選択すると表示されます。

キーワード及びディレクトリ検索の流入数
サイトA:キーワード検索2,223 ディレクトリ検索0
サイトB:キーワード検索1,990 ディレクトリ検索5
サイトC:キーワード検索455 ディレクトリ検索3



Livedoor

ディレクトリ検索のありか(難易度:★)
検索ボックス右側にある「>>詳しい検索」を選択
TOPページ右上にある「カテゴリ一覧」を選択すると表示される。

キーワード及びディレクトリ検索の流入数
サイトA:キーワード検索709 ディレクトリ検索119
サイトB:キーワード検索1,093 ディレクトリ検索144
サイトC:キーワード検索363 ディレクトリ検索18



Nifty

ディレクトリ検索のありか(難易度:★★★★★)
TOPページ左下部にある「全サービス一覧」を選択

〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜

サービス一覧ページ下部にある「サービス一覧」の「インターネット・PC」内にある「@search」を選択


@searchのページの下部に表示される

〜〜〜〜〜〜〜中略〜〜〜〜〜〜〜

キーワード及びディレクトリ検索の流入数
サイトA:キーワード検索6,541 ディレクトリ検索9
サイトB:キーワード検索9,360 ディレクトリ検索24
サイトC:キーワード検索5,804 ディレクトリ検索0


結果・考察

各サイトのディレクトリ検索での流入比率をまとめた表は以下の通り。

この表から言えることは
・全体的にディレクトリ検索の比率は低く、流入に大きく寄与する事はない(SEO効果に関しては多少あると思いますが、今回の検証範囲外です)
・発見難易度と流入比率に若干の相関性があり、探しやすい「Livedoor」と「Yahoo」では比較的ディレクトリ検索での流入比率が高いです。特に「Livedoor」に関しては1割強の流入に寄与しているサイトもある。ただLivedoorからの流入自体が非常に少ないため全体への影響は少ないです。
・「Google」や「Excite」はディレクトリ検索自体を探すことはそれほど難易度が高くない物の、ユーザーの検索の利用の仕方(ブラウザのツールバーから検索をかける)あるいはユーザー属性的にディレクトリ検索を好まない物と思われる。


2000年以前のログデータがあれば、過去との比較も行いたかったのですが、そこまで古いログをもっていないので行えませんでした。ただ2004年くらいのログを見てみると若干ではありますが(現在の比率の2〜3倍程度)ディレクトリ検索経由の流入があります。今回、対象としているサイトはそれなりの規模もありSEO対策もしっかり行っているサイト群です。中小規模のサイトでSEO対策が不十分であったり、難しい場合は、ディレクトリ検索経由の比率がさらに上がるかと思います。


しかし、どちらにせよディレクトリ検索経由の流入はキーワード検索と比べて圧倒的に少ないという事実には変わりなく、今後はMSNのようにディレクトリ検索自体をなくす検索ポータルも増えてくる可能性が非常に高いです。意外性がある結果はほとんどありませんでしたが、アクセス解析のログってこういう事も使えるんですよ、という記事でした。