ウェブマーケティングニュース 2008/09/01

携帯サイトの利用実態調査、PCサイトの延長では効果薄く

割と既に皆さんが知っていることが多い気はしますが、気になる内容は以下のとおり。

企業の携帯サイトの問題点は、「アクセスしようとして、できなかった」回答率の高さだ。全体の45.0%と半数近くの消費者が企業の携帯サイトにアクセスしようと試みたものの、実際にアクセスできたのは半数未満だった。

 この原因の一つに、携帯サイトの検索精度がパソコンほどには高くないことが挙げられそうだ。

他にも原因がありそうだが「精度」というよりは企業側でSEO対策ができていなかったりするのも原因かも。モバイルのSEOはなかなか難しいのが実情だが。よくTVCMでやっている「このワードで検索」みたいなやつは、モバイルで検索してもちゃんと出てくるのだろうか?こういった調査結果を昔、どこかでみた気がするのだが、あまり精度が高くなかった気が。

企業サイトの利用者に、アクセス後にとった行動を尋ねた結果、「掲載されていたクーポンを利用」したり、「プレゼントに応募」した消費者が4割を超えた。いわゆる“お得感の高いコンテンツ”の人気が高い。すべての企業が電子クーポンを提供できるわけではないが、利用経験のある情報やサービスと、これから利用したいものを比較した図3からも、電子クーポンは今後も成長が期待できるマーケティング・ツールと言える。

まぁ、モバイルが使われるシーンを考えると、やはりこうなってしまうのだろう。自宅での携帯利用ももちろんあるが、大半の利用は外での利用ですしね。


「検索市場の3強にならないと、ヤバイかな」--百度社長、井上氏

中国生まれの検索サイトの日本法人代表取締役に、ヤフーの検索事業部長の方が就任。そのインタビューになります。「日本人向けに特化していくこと」「他の検索システムにはないもの」を追求し、3強(Yahoo!,Googleの次)を目指すようです。

 日本のインターネットユーザーは、一般的に見ると100%と言ってもいいくらいに日本語のコンテンツしか見ないんですね。逆にその部分に、日本語に特化することによる勝機があるというか、日本語で優れていさえすれば他はあまり力を入れなくても勝てるだろうという公算があるんです。検索をさらに日本語に特化させることをミッションにして前に進みたいと思います。

全然別の話ですが、アクセス解析業界自体は米国のほうが日本よりやはり進んでいる部分が多いので、このブログではそういった日本発ではない情報もどんどん取り上げていきたいと思います。